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GO BEYOND な

木村穂乃香(キムラホノカ)

スロープスタイルスキーヤー

私は現在、フリースタイルスキーのスロープスタイル種目において、世界で戦える選手を目指して活動しています。この競技は、コース上に設置されたキッカーでのジャンプや、レールなどの障害物での滑走技術を競うものです。愛知県を拠点に、冬季は岐阜県や長野県の雪山、オフシーズンはトランポリン施設やオフトレ施設での練習に明け暮れる日々を送っています。この競技に出会ったきっかけは、4歳の頃に家族と訪れたスキー場でパークという場所を目にしたことです。そこで楽しそうに飛び跳ねるスキーヤーたちの姿に心を奪われ、自分もあのように自由に空を舞いたいと強く感じました。6歳から本格的にスロープスタイルに取り組み始め、7歳からはワールドカップ選手を輩出するチームに所属し、専門的なコーチングの下で選手としてのキャリアをスタートさせました。始めた頃は、技を失敗して転ぶことも多くありましたが、新しいトリックを一つずつ習得していく過程に大きな喜びを感じました。現在では、国内外のジュニア大会で優勝を飾るなど着実に実績を積み上げており、SNSを通じた発信活動にも注力し、競技の魅力を広める活動も並行して行っています。

私の目標は、オリンピックやX-gamesのスロープスタイル女子種目で、日本人初の金メダリストになることです。そのためには、世界基準の難易度の高い技を習得するだけでなく、海外の多様なコースレイアウトに対応できる適応力が必要不可欠です。海外へチャレンジしようと考えた理由は、フリースタイルスキーの本場である欧米や、近時急速に発展しているアジア諸国のトップレベルの環境に身を置くことで、自分の現在地を正確に把握したいと考えたからです。特に海外のパークはセクションの規模が大きく、日本では経験できないような難易度の高い環境が整っています。そこで世界の同世代の選手たちと競い合い、彼らの練習スタイルやメンタリティを肌で感じることで、技術だけでなく精神面でも世界基準の強さを学びたいと考えています。また、中国のイベントに招待された経験などを通じて、言葉の壁を越えて競技で繋がる素晴らしさを実感しました。海外での活動を通じて、国際的なコミュニケーション能力を磨き、単に強い選手であるだけでなく、世界中の人々に勇気や挑戦することの楽しさを伝えられる、国際感覚豊かなアスリートになりたいと考えています。

私が感じる「GO BEYOND.」とは、自分自身の恐怖心や、周囲が作り出す「限界」という既成概念を突破していくことです。昨年、中国四川省成都市で開催された「第6回氷雪スポーツシーズン開幕式」に招待された際、私はこの言葉を強く意識する経験をしました。言葉も文化も異なる異国の地で、現地の選手や観客が見守る中、自分のパフォーマンスを披露することは大きなプレッシャーでした。しかし、滑り出した瞬間に「言葉が通じなくても、自分の滑りで見せれば伝わる」という強い気持ちが湧き、緊張という自分の心の壁を超えていくことができました。結果として、国境を越えて多くの人々と称え合うことができ、まさに自分自身と環境の境界を超えた瞬間でした。これから私が超えていきたいのは、女子選手としてのフィジカルの壁や、雪上での高難易度な縦回転トリックの習得です。さらなる高みを目指し、自分自身の限界を決めずに挑戦し続けたいと考えています。おばあちゃんになるまでスキーを楽しみ続けるという大きな夢に向かって、昨日までの自分を毎日少しずつ超えていく努力を重ねていきます。

GO-BEYONDER No.826

スロープスタイルスキーヤー

木村穂乃香

2014年8月20日生まれ、埼玉県出身。4歳からスキーを初めて、小学1年生からスロープスタイルに取り組み開始。ジュニアの大会で小学生クラスで2年連続優勝。オリンピック、X-games優勝を目指し日々練習に励んでいる。
Instagram:https://www.instagram.com/honoka_kimura_820

2025年4月 Hakuba Jr Freeski Open 2025 (U-12 女子) 優勝
2025年4月 Ozetokura Freeski Junior Slopestyle (U12女子)優勝
2024年4月 Hakuba Jr Freeski Open 2024 (U-12 女子) 優勝
2024年3月 Togakushi Jr Freeski Open 2024(U-12 女子) 優勝

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