私はサーフィンをしています。サーフィンは、試合時間内にその場所に来る波に乗り、技の完成度や難易度、スピードなどの技術点を競う、自然が相手の競技です。同じ波は二度と来ないため、その一瞬をどう生かすかが勝負になります。私は海のない広島県三次市で生まれ育ちましたが、幼い頃からサーフィンに魅了され、毎週末、父と一緒に片道1時間半かけて海に通っていました。もっと練習したいという気持ちが強くなり、10歳のときに思い切って島根県大田市へ移住し、本格的にサーフィンに取り組み始めました。中学卒業後は、より良い環境を求めて千葉県一宮町に移り、通信制高校に通いながら毎日海に入り、波に向き合い続けています。サーフィンを競技として始めようと思ったきっかけは、初めて出場した大会での経験です。大会当日は波がとても大きく、思うように乗れず負けてしまいましたが、挑戦した姿勢を評価され、「敢闘賞」をいただきました。そのときの嬉しさと悔しさが大きな原動力となり、「もっと上手くなって表彰台に立ちたい」という強い気持ちが芽生え、競技への思いが固まりました。
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GO BEYOND な 人
長崎来海(ナガサキクルミ)
プロサーファー
私は、サーフィンで世界の舞台で活躍する選手になりたいという強い思いを持っています。その夢を実現するためには、国内だけでなく海外での経験が不可欠だと感じ、海外への挑戦を目指しています。海外には、日本では出会えないサイズが大きくパワーのある波が多く、そうした波での経験は、私のサーフィンを大きく成長させると信じています。私は力強いターンやパワーサーフィンを長所としており、海外の大きく速い波こそ、そのスタイルを最大限に生かせる環境です。正確さやタイミングも求められる波で練習することで、自分の強みをさらに伸ばすことができます。また、海外では世界中の同年代の選手たちが高い意識で取り組んでおり、彼らのサーフィンや考え方に触れることも、大きな刺激になると感じています。さらに、海外での挑戦を通して、各国の言語や文化に触れ、多くのことを学びたいという思いもあります。サーフィンで世界で活躍したいという強い気持ちと、異なる文化や人々との出会いを通して自分を成長させたいという思い、その両方が私を海外へ向かわせています。若い今だからこそ海外で多くの経験を積み、自分のスタイルをより強く伸ばしていきたいと考えています。
これから海外で挑戦していくうえで、私には「越えていきたい」と感じている壁があります。海外の海は日本と比べてスケールが大きく、初めて向き合ったときには、その雰囲気に圧倒されるだろうと想像しています。慣れない波の動きや速さに不安を感じる瞬間もあると思いますが、そうした環境に少しずつ順応していくことが、これから私が乗り越えたい大きなテーマの一つです。また、海外の大会には、幼い頃からその土地の海で育った選手や、世界で活躍している同年代の選手が多くいます。彼らの存在は刺激であると同時に、自分がどこまで通用するのかを試される場でもあります。そうした相手を前にしても気後れせず、普段の自分をしっかり出すことが、これから越えていきたい課題だと感じています。結果だけにとらわれず、波に向かう姿勢や一本一本のライディングへの集中力を大切にしたいと思っています。さらに、海外での挑戦には、言葉や文化の違い、移動の負担など、競技以外の面でも越えなければならない壁があります。知らない場所での生活に戸惑うこともあるはずですが、そうした変化の中で自分のリズムを作ることも、今後の大きな成長につながると考えています。海外での挑戦は簡単ではありませんが、ひとつひとつの壁を越えていくことで、自分の夢に近づけると信じています。これからも新しい環境に挑み続け、世界の舞台を目指していきたいです。
GO-BEYONDER No.799
プロサーファー
長崎来海
2009年9月9日、広島県生まれ。10歳の時に練習環境を求めて島根県大田市へ移住し、競技に本格的に取り組む。中学卒業後の現在は千葉県一宮町で下宿生活を送りながら日々練習を重ねている。2025年10月にプロ資格を取得し、さらに上を目指して挑戦を続けている。
Instagram:https://www.instagram.com/kurumi__nagasaki?igsh=ZmNicjN6bnplNWk2
2025年10月 日本プロサーフィン連盟S2 茨城サーフィンクラシック 第3位
2025年10月 日本プロサーフィン連盟S2 伊豆下田オープン多々戸浜 プロ公認資格取得
2025年7月 日本サーフィン連盟公認大会AA 第17回日南市長杯 優勝