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GO BEYOND な

竹内美琴(タケウチミコト)

バイアスリート

私は小学校3年生の時、友人に誘われてクロスカントリースキー競技を始めました。高校3年生まで競技を続け、大学進学のタイミングで競技を続けるか引退して就職するか悩んでいた際、現在のチームから声をかけていただき、バイアスロン競技に転向することを決意しました。バイアスロンはクロスカントリースキーと射撃を組み合わせた競技で、これまで取り組んできたクロスカントリースキーと共通点がある一方、レース中に射撃を行う点が大きな特徴です。特に射撃は非常に繊細な種目で、レース本番で実力を発揮することが難しく、そこにバイアスロンならではの魅力があると感じています。クロスカントリースキーが速いだけでも、射撃が上手いだけでも勝つことはできません。射撃の「静」とクロスカントリースキーの「動」、この二つが噛み合って初めてバイアスロンが完成します。まだ理想のレースには程遠いですが、夢を実現するために自分を信じ、日々トレーニングに励んでいます。少しずつ海外でレースに出場する機会も増え、貴重な経験を積ませていただいているので、これからも全力で競技に取り組んでいきたいです。そして、自分を支えてくれている多くの方々に、結果で恩返しができるよう、精一杯競技に向き合っていきたいと思います。

私は2021年にクロスカントリースキーからバイアスロン競技に転向しました。競技を転向する以前から、海外のレースに出たいという強い気持ちを持っていましたが、なかなかチャンスをつかむことができず、海外派遣の機会を逃し続けてきました。しかし、バイアスロンに出会ったことで、海外へ行くチャンスをつかむことができました。初めての海外派遣先はイタリアでした。世界はとても広く、もっと多くの景色を見たいと強く感じるようになりました。その後、海外に行く機会も増え、少しずつ大会で結果を残せるようになってきましたが、自分が求めている結果にはまだ届いていません。これからも諦めず、多くの挑戦を続けていきたいと思っています。以前は、海外のレースに出場できるだけで十分幸せだと感じていましたが、今では海外のトップ選手と本気で勝負したいという気持ちが、大きなモチベーションになっています。スポーツは勝負の世界で、結果がはっきりと出ますが、言語の壁を越えて多くの経験をさせてくれるバイアスロンに出会えたことを、心から良かったと感じています。遠征先でその土地の文化に触れたり、海外選手とコミュニケーションを取ったりする経験は、現地でしか得られないものです。海外派遣選手として選んでいただいた以上、多くのことを吸収し、自分の目で見て、実際に経験しながら、これからも学び続けていきたいです。

バイアスロンは、射撃とクロスカントリースキーを組み合わせた競技です。特に射撃では、いかに自分自身に集中できるかが、私の大きな課題です。しかし、周囲が気になったり、「命中させたい」という気持ちをコントロールしたりすることは、とても難しいと感じています。射撃はわずか30秒ほどですが、その短い時間の命中率が、レース全体を大きく左右します。バイアスロンに出会うまでは、「同い年のあの選手に勝ちたい」という、他人と比べる目標を持つことが多くありました。しかし今は、自分に勝つことが一番の目標です。そう考えるようになったのも、バイアスロンに出会ったからだと思っています。相手と比べることには限界があると感じています。なぜなら、1位になってしまえば終わりだからです。一方で、ライバルが自分自身であれば、課題は尽きることがありません。それは決してマイナスなことではなく、常に成長できるチャンスが身近にあるということだと思っています。弱い自分や、昨日できなかったことを乗り越えられたとき、人は大きく成長できるのではないかと感じています。もちろん、ライバルを決めることや、目標とする選手がいることも大切だと思います。それでも私は、自分自身の成長のために、これからも自分と向き合い続けながら、競技に励んでいきたいです。

GO-BEYONDER No.794

バイアスリート

竹内美琴

2004年2月4日生まれ、長野県出身自衛隊体育学校所属。4年前にクロスカントリースキーからバイアスロンに転向。目標はオリンピック出場。
Instagram:https://www.instagram.com/mikotin.24?igsh=ZXRvOGwydzV3YmY5

2025年3月 全日本選手権優勝
2024年3月 全日本選手権優勝

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