私はフリースタイルモーグルという競技をやっています。フリースタイルモーグルは、ターン・エアー・スピードの三要素で点数を競い合う、一発勝負で30秒前後で決着がつく競技です。私は両親がスノースポーツ好きなこともあり、幼い頃からスキーが身近にありました。自由に滑ることが好きで、たくさん滑っていたことがきっかけで、このスポーツに出会うことができました。モーグルを始めようと思ったのが幼い頃なので、数ある選択肢の中からなぜこのスポーツを選んだのかは今でも謎ですが、初めて練習に参加し、先輩がエアーを飛んでいるのを見たとき、当時の私にはその迫力がすごく、とても魅力的だったのを覚えています。いざ始めてみると、私は人一倍怖がりで、バックフリップもなかなかできませんでしたが、恐怖でなかなか挑戦できなかった技ができるようになったときの達成感から、どんどん好きになっていきました。ターンも繊細な足の使い方をしなければならないため、まともにコースを滑れるようになるまでには時間がかかりました。ですが、自分のやりたかった動きができるようになった瞬間や、自分の成長を実感できたことにやりがいを感じ、とにかくたくさん滑っていました。
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GO BEYOND な 人
遠藤菜樹(エンドウナツキ)
モーグルスキーヤー
私の現在の目標は、自分にとって理想の滑りをすることです。ですが、滑り方は一つではありませんし、人によって特徴や良さがあります。そして理想の滑りをさらに追求するために、海外にチャレンジし、さまざまな国の選手とコミュニケーションを取りながら技術を吸収したいと考えています。また、国によって変わってくる雪質に対応するため、自分の滑りを研究し、さらに上を目指したいです。海外には言語の壁だけでなく、環境の変化によってメンタルが揺らいだり、道具の破損など、さまざまなトラブルに直面することもあると思います。私はもともとメンタルがあまり強くなく、不安などの負の感情によってパフォーマンスが乱れることが多々ありました。これは、この先世界へ進出していく過程で、かなり致命的な課題になると感じています。だからこそ、海外遠征を通して起きたことをすべて経験として学びの材料にし、どのような状況でも試合で自分の最善のパフォーマンスが発揮できるよう、メンタルを成長させていきたいです。
私にとっての「GO BEYOND」とは、越えるべき存在は自分自身だということです。モーグルは個人競技であるため、戦う相手はたくさんいます。しかし、本番前のメンタル管理など、自分自身と向き合わなければ最高のパフォーマンスは発揮できないと私は考えています。それでも、自分と向き合おうとする中で、周りの人と比べてしまい、実力差を感じてしまうことが多くあります。「自分には無理だ」と自信をなくし、勝手に限界を作って諦めかけてしまうこともあります。だからこそ、とにかく自分の滑りに集中し、新しいことに挑戦し、自分の良いところをたくさん見つけていきたいです。そして、自分を信じることを忘れず、自信をつけながら自分を超えていきたいと思います。そうして、さまざまな壁にぶつかることがあっても、何度も立ち上がって挑戦し続け、過去のトラウマや諦めたい気持ちを乗り越え、自分の目標に向かって懸命に進んでいきたいです。
GO-BEYONDER No.774
モーグルスキーヤー
遠藤菜樹
幼い頃からスキーに関わってきて小学校2年生でモーグルを始めました。現在は楽しくやることを第一にオリンピック出場を目標として練習に励んでいます。
Instagram:https://www.instagram.com/natuki_0101?igsh=cGJ5NXlzM2F6a3My&utm_source=qr
2025年3月 ジュニアオリンピック出場 中学生の部2位
2025年3月 全日本選手権出場