私はスノーボードクロスという競技に取り組んでいます。スノーボードクロスは、起伏やジャンプ、バンクなどが設けられたコースを複数の選手が同時に滑走し、順位を競うレース種目です。2006年のトリノオリンピックから正式種目となった競技でもあります。私は4歳頃から、家族の影響でスノーボードを始めました。姉が毎週スノーボードスクールに通っていたため、一緒について行き、両親と滑っていたのがきっかけです。小学校1年生でクラブチームに所属し、3年生のときに初めてスノーボードクロスの大会に出場しました。その年のU9全日本スノーボード選手権大会で優勝することができ、そこからスノーボードクロスの楽しさに強く惹かれていきました。現在は通信制高校に通いながら競技と向き合っています。冬季は新潟県の石打丸山スキー場をホームに、クラブチームの寮に泊まり込みで練習を行い、各地の大会に参加しています。2024–25シーズンには、目標としていたプロ昇格とJAPANチーム入りという二つの目標を達成することができました。
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GO BEYOND な 人
田畑颯(タバタソヨカ)
プロスノーボーダー
私の目標は、2030年にフランスで開催されるオリンピックに出場することです。国内大会に出場する中で、上位を狙えるようになってきた一方、世界との差を実感する場面も増えてきました。コーチからも「今のうちに海外の環境を経験することが、今後の成長につながる」とアドバイスを受け、海外挑戦を決意しました。これまで国内で積み上げてきた技術やレース感覚が、海外の舞台でどこまで通用するのかを確かめたいと考えています。海外のコースは、規模や雪質、スピード感、レース展開など、日本とは大きく異なります。その環境で滑ることは、技術面だけでなく、状況判断力や対応力を高める貴重な経験になると感じています。また、海外選手の滑りを間近で見ることで、スピードの出し方やスタートの勢い、ライン取りなど、日本では得られない多くの学びがあると考えています。初めての海外遠征では、まず環境の違いに慣れ、緊張せずに自分の力を出し切ることを目標としています。結果にとらわれすぎず、経験を重視し、どんな状況でも冷静に戦える力を身につけたいです。この挑戦で得た学びを、今後のトレーニングや国内大会に生かし、少しずつ世界のレベルに近づいていきたいと考えています。将来的には、この経験を糧に、ワールドカップやオリンピックの舞台で戦える選手になることを目指していきます。
私が感じる「GO BEYOND.=超えていく」とは、自分の限界を恐れず、一歩踏み出すことだと思います。私はまだ海外での活動経験はありませんが、世界で戦う選手たちの滑りやスピードを見て、自分との違いに驚くことがあります。同時に、「本当に自分は通用するのだろうか」という怖さも感じます。しかし、その怖さは挑戦するチャンスがある証でもあると考えています。練習で思うように滑れない日や、体が思うように動かない日もありますが、そうした経験を受け入れ、少しずつ乗り越えることで、自分の壁を超えられると信じています。これから海外に挑戦する中で超えていきたいのは、環境や言葉、選手たちのレベルの違いによる不安です。初めての海外遠征では、慣れない環境や強い選手たちの中で、失敗を恐れて消極的になってしまいそうな自分もいると思います。それでも、自分の滑りに集中し、一つひとつの経験を糧にして成長していくことを目標にしています。怖さを感じながらも前に進むこと、その勇気を持つことこそが、私にとっての「GO BEYOND.」です。そして、どんな環境でも自分を信じて挑戦し続けられる選手になることが、私の目指す姿です。
GO-BEYONDER No.763
プロスノーボーダー
田畑颯
2008年5月9日生まれ。東京都出身。4歳の頃から家族とスノーボードに行き始め、9歳でスノーボードクロスの大会に初出場。U-9、U-15で全日本選手権優勝。2024-2025シーズンプロ昇格。今シーズン、ナショナルチームに入った。
Instagram:https://www.instagram.com/soyoka_sbx?igsh=czR1YW90dDRyZDF6&utm_source=qr
2024-25年 FISアジアカップスノーボードクロス ランキング 2位
2024-25年 FISアジアカップスノーボードクロス 準優勝
2024-25年 SAJ全日本スノーボードクロス 準優勝
2024-25年 JSBA全日本スノーボード選手権スノーボードクロス 3位
2022-23年 JSBA全日本スノーボード選手権スノーボードクロスU-15 優勝