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GO BEYOND な

山内聡美(ヤマウチサトミ)

アスレチックトレーナー・理学療法士

北海道という雪の多い地域で生まれ育ち、幼い頃からウインタースポーツに親しんできました。理学療法士として病院に勤務する傍ら、トレーナー活動を行う中で、「いつかスノーボードに携わるトレーナーになりたい」という想いを強く抱くようになりました。現在は、トレーナーとしてのトレーニングやケアに関する知識・技術の向上はもちろんのこと、選手との関わり方やコミュニケーションの取り方など、人としての在り方についても学びながら、日々より良いサポートを模索し、試行錯誤を重ねています。私が関わっているスノーボードスロープスタイル・ビッグエアは、大きなジャンプ台を飛んだり、金属製のレールの上を滑走したりする競技で、怪我のリスクが高く、選手は常に大きなプレッシャーの中で戦っています。そのため、身体的なケアやコンディショニングのサポートに加え、精神的な面のサポートも非常に重要だと考え、日々意識して取り組んでいます。また、女性トレーナーという立場を強みとし、女性アスリートへのサポートにも力を入れています。男性スタッフには相談しづらい悩みや不安を安心して話してもらえる存在となり、選手と共に問題を解決していくことを目指しています。選手に寄り添いながらも、常に自分自身を超えていけるようなサポートを行うこと、そして自分自身もアップデートし続けることを大切にし、これからも学びを重ねながら選手の支えとなれるよう努力していきたいです。

現在の活動を通じて私が目指しているのは、「常に今の自分を超えていけるようなサポート」によって、アスリートのポテンシャルを最大限に引き出すことです。理学療法士として培った知識と、北海道で育まれたウインタースポーツへの深い理解を武器に活動しています。選手たちが競技人生をかける世界最高峰の舞台で、本当の意味で「自身の力を出し切れる」環境を整えることが重要だと考えています。国際大会では、国内とは比べ物にならないプレッシャー、過酷な移動、時差、言葉の壁など、乗り越えるべき課題が山積しています。海外遠征に帯同し、異文化や日本国内だけでなく海外のスポーツ科学、そして危機管理のノウハウに直接触れることで、より洗練された包括的なサポート体制を構築したいと考えています。グローバルな環境下で求められる瞬時の判断力や、多職種連携における高度なコミュニケーション能力を学び取ることが大切だと思います。また、女性アスリートサポートの強化は、私が大切にしていることの一つです。プレッシャーの大きい国際舞台において、女性特有の身体的・精神的な悩みは、男性スタッフには相談しづらいことが多々あります。女性トレーナーという強みを活かし、これまでの経験に基づいた質の高いサポートを提供することで、女性選手が抱える問題解決に積極的に取り組み、競技に集中できる環境を作り上げたいと考えています。

私が感じる「GO BEYOND.=超えていく」とは、自身の経験、専門知識、そして何よりも「ここまで」と設定してしまう心の限界を突破し続けることです。海外活動で最も「GO BEYOND.」を実感したのは、遠征中に選手が怪我をした際の対応でした。言葉の壁がある異国の病院で、現地のスキーパトロールとのやりとりから始まり、病院での医師や看護師、病院スタッフへの説明や診察対応まで行いました。慣れた日本国内とは医療文化も言語も異なり、理解が難しかったり、何度も質問したりと、最初は本当に大変でした。この状況で、私は「理学療法士」という専門職の枠を超え、交渉、通訳、海外での運転、そして選手の精神的な支えとして、何役もしなければならなくなりました。このようなピンチな状況を経て自分の枠を超えて挑戦していくことが大切になるのは、選手だけでなくスタッフも同様だと感じました。私自身も常に自分の限界を超えていけるよう、さらに勉強を重ね、知識や経験を深めていきます。これから超えていきたいのは、この経験で得た「危機対応力」をさらに磨き上げ、国境や文化の垣根を超えた包括的なサポートモデルを確立することです。そのためにも、海外という環境において、国や言語の違いを超えて円滑なコミュニケーションを可能にするスキルを徹底的に磨き上げていきます。さらに、女性アスリートへのサポートにおいては、国際的な最新研究を深く学び、その知識をトレーニング指導に応用していきたいと考えています。女性選手はもちろん、女性スタッフがより働きやすく、活躍できるようなロールモデルとなることが、次に超えるべき大きな目標だと考えています。

GO-BEYONDER No.759

アスレチックトレーナー・理学療法士

山内聡美

2010年から整形外科病院にて理学療法士として勤務の傍らトレーナー業をスタート。今までバレーボール選手(高校、Vリーグ)、社会人ラグビー、コントーション、ポールダンスなど様々な分野にてサポートをしている。2018年からスノーボード競技に帯同、海外での大会へ帯同。2020年に整体・ピラティススタジオを開業、2023年にアスレチックトレーナーを取得し、幅広い年代のトレーニング指導・コンディショニングケアを通し、アスリートサポートを行っている。
Instagram:https://www.instagram.com/satocha_n?igsh=ZGRkMnBsbTI5d3Bi&utm_source=qr

2024年 ユース五輪江原道大会帯同
2022年 ジュニア世界選手権レザン大会帯同
2021年 ジュニア世界選手権クラスノヤルスク大会帯同
2019年 世界選手権パークシティ大会帯同

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