5歳前後のとき、近所の公園に家族で遊びに行っていたことをきっかけに、小学校入学後、地域のクラブチームに加入して競技を始めました。小学校3年生ごろからはスピード競技を中心に活動しています。現在は早稲田大学スケート部スピード部門に所属し、インラインをメインに全日本選手権や世界選手権に出場しています。日本代表に初めて選出されたのは2019年、中学3年の時でした。コロナ禍の影響でしばらく代表派遣がなかった時期もありましたが、2024年から再び日本代表に選ばれ、世界選手権に出場しました。世界のトップスケーターとなるべく、海外での経験や、そこで得た知見を取り入れながらトレーニングを行っています。また、共に練習を行っているGO-BEYONDERの戸取選手の誘いもあり、2021年からはステアクライミング競技(階段競走)にも取り組んでいます。2023年からは国内最高峰のシリーズ戦であるSJC(Stairclimbing Japan Circuit)に参戦し、昨年度(2024年)は総合2位を獲得することができました。現在はステアクライミング競技での初優勝、そして日本チャンピオンを目指して活動しています。
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GO BEYOND な 人
梅村碧一(ウメムラアオイ)
インラインスピードスケーター・ステアクライマー
現在、日本のスケート競技のレベルは、海外と比べるとまだ下位に位置しています。インラインスケート、特にスピード種目では、ヨーロッパや南米の国々が上位を占めており、アジア圏では台湾や韓国を中心に、上位国から知見を取り入れながら着実に成長を遂げています。いま世界で競技レベルを高めていくためには、海外での経験、もしくは海外から取り入れた質の高いトレーニング環境やコーチングが必要不可欠だと感じています。私は今年2月、台湾・高雄を訪れ、現地のチームに参加してトレーニングを行いました。台湾は以前から世界選手権でも上位に位置し、毎年ジュニア・シニア各カテゴリーでメダリストを輩出している国です。そんな台湾代表選手を毎年複数名送り出しているチームで練習する中で、質の高いトレーニングを経験し、技術面やトレーニング方法に関する多くの知見を得ることができました。現在、国内でトレーニングメニューを組み立てる際にも、この台湾での経験が大きく影響していると感じています。その成果として、その後に行われた全日本選手権では、100mで自己ベストを更新することができました。このような海外遠征を経験した選手が、現地で得た知見を日々のトレーニングや指導に生かしていくことが、日本国内全体の競技レベル向上につながると考えています。インラインスピードスケートはもちろんのこと、まだ発展途上にあるステアクライミング競技においても積極的に海外遠征を行い、その経験を国内に還元することで、自分自身だけでなく競技全体のレベルアップに貢献していきたいです。
私の台湾遠征で最も良かったと感じていることは、他国の選手と一緒に練習し、交流を深めることができた点です。私が参加したチームには、地元台湾の選手だけでなく、マレーシアをはじめとした東南アジアの選手も練習に訪れていました。台湾の一つのチームでありながら多国籍な環境に身を置くことで、自身の競技力向上を実感すると同時に、多くの選手を惹きつけるチームの指導力や影響力の大きさを強く感じました。現在のインラインスピードスケートにおける競技力は、他国のさまざまな選手との「つながりの広さ」によって大きく左右されていると言えるかもしれません。実際に、毎年のようにチャンピオンを輩出しているヨーロッパやコロンビアなどの国々では、歴史的にも競技レベル的にも評価の高い大会がほぼ毎月のように開催され、さらに外国人選手を受け入れて共にトレーニングできる環境が充実しています。このような土壌があるからこそ、高い競技レベルを長期的に維持できているのだと感じています。私は選手として、自身のパフォーマンス向上のために国内外から多くの知見を得てきました。一方で、競技全体に目を向けると、自分が得てきた経験や知識を次の世代に伝えられる環境は、すでに整っているとも感じています。後輩選手の育成や競技力向上のために、自分の経験を積極的に伝え、その結果として次の選手たちが活躍し始めたとき、それこそが「GO BEYOND=超えていく(競技力が向上していく)」の始まりだと思っています。このような「GO BEYOND」が当たり前の文化として根付いたとき、日本のインラインスピードスケートは、今自分が立っている位置を超えて、さらに大きく飛躍していけると信じています。
GO-BEYONDER No.748
インラインスピードスケーター・ステアクライマー
梅村碧一
2004年8月20日、東京都板橋区出身。5歳の時に近くの公園で遊んでいたのをきっかけにインラインスケートを始める。現在はスピードの選手として早稲田大学スケート部に所属し世界選手権、全日本選手権をはじめとする国内外の大会に出場している。また、2021年からはステアクライミング(階段競走)の競技も始め、2025年現在国内シリーズ戦であるSJC(:Stairclimbing Japan Circuit)に参戦している。
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<インラインスピードスケート>
2025年9月 Speedskating World Championships出場 100m36位
2025年5月 全日本ロードレース選手権 100m1位
2024年9月 World Skate Games Italia Speed出場 100m52位
2024年6月 全日本ロードレース選手権 100m1位
2024年4月 全日本トラックスピード選手権 500m3位
2023年6月 Federation Cup 恵那大会 10000mポイントレース1位
<ステアクライミング>
2025年6月 東京タワー階段競走 2位
2024年度 Stairclimbing Japan Circuit 総合2位
2025年3月 Stairclimbing Japan Circuit 高松大会(高松シンボルタワー) 2位
2025年2月 Stairclimbing Japan Circuit 大阪大会(MID21ツインタワー) 2位
2023年度 Stairclimbing Japan Circuit 総合9位
2023年11月 Stairclimbing Japan Circuit 大阪大会(あべのハルカス) 5位
2022年度 Stairs Rally 総合2位
2022年11月 あべのハルカススカイラン 一般総合3位