私は三歳のころ、北海道でスキーを始めました。スキー指導員の資格を持つ父に連れられて、冬の間はほぼ毎日のようにスキー場へ通いました。父と一緒に滑り、私が疲れてロッジで眠ってしまうと、父はその間に自分の練習をしていたそうです。幼いころからそんな環境に身を置いたことで、スキーは自然と私の生活の一部となりました。小学生になると、学校の先輩からアルペン競技を勧められ、本格的に挑戦を始めました。レースで速さを競う緊張感や、限界に挑む楽しさを知り、気づけばアルペンスキーは私にとって生きがいとなっていました。さらに競技に打ち込むため、私は強豪校である札幌第一高校へ進学しました。厳しい練習を積み重ねた結果、インターハイで準優勝という成果を収めることができました。また、北アメリカ全土から選手が集まる過酷なレースにも挑戦し、世界のレベルの高さを実感しました。アルペンスキーの最大の魅力は、雪面を切り裂くようなターンの爽快感と、誰よりも速く滑り降りたときの高揚感にあります。昨年度、私は早稲田大学に進学し、スポーツ科学を学びながら競技生活を続けています。夏は陸上トレーニングで体を鍛え、10月からのスキーシーズンにはヨーロッパを中心に遠征し、世界を舞台に挑戦を続けています。
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GO BEYOND な 人
野澤雪丸(ノザワユキマル)
アルペンスキーヤー
私は、自分がどこまで高みに到達できるのかを確かめたいと思っています。スキーのトレーニングに向き合うとき、胸は高鳴り、挑戦への期待でワクワクが止まりません。今よりさらに高いレベルのレースで優勝したとき、自分にはどんな景色が広がり、どのような感情が湧き上がるのか。その瞬間にこそ、私自身の存在意義を見出せるのではないか――そんな思いを胸に、日々努力を重ねています。私が最終的に目指す舞台は、世界最高峰のレースである「ワールドカップ」です。世界中のトップ選手が集うその舞台で戦い、結果を残すことが、私にとって最大の目標です。しかし、そのためにはいきなり挑戦できるわけではなく、まず「コンチネンタルカップ」で総合優勝を果たし、出場権を手にする必要があります。コンチネンタルカップはワールドカップへの登竜門であり、厳しい戦いが続く大会です。だからこそ、私が今取り組むべき課題は、このコンチネンタルカップで勝ち抜き、総合優勝を成し遂げることです。その先にこそ、私が夢見るワールドカップの舞台、そして未知の高みへとつながる道があると信じています。
私はこれまで、アルペンスキーを通して数々の挑戦を積み重ねてきました。高校時代には全国大会で準優勝を果たし、さらに北アメリカやヨーロッパの国際大会にも出場する機会を得ました。そこで待ち受けていたのは、日本とは比べものにならない厳しい環境でした。文化の違い、言語の壁、慣れない雪質や気候といった環境面の壁――世界の舞台には、乗り越えなければならないものが数えきれないほど存在します。しかし、そうした困難に直面するたびに、自分の限界を決めて立ち止まるのではなく、一歩踏み出して挑戦することで新しい景色が広がることを実感してきました。スキーのトレーニングに取り組むとき、私はいつも胸が高鳴ります。より高いレベルのレースで優勝したとき、どんな感情が込み上げ、どのような景色が待っているのか。その答えを確かめるために、私は挑戦を続けています。最終目標は世界最高峰の舞台「ワールドカップ」で活躍すること。そのためには、まずコンチネンタルカップで総合優勝を果たし、出場権をつかまなければなりません。困難を前にしても恐れず、逆境を力に変えて進む。そんな強さを持つ人間へと成長するために、私は日々スキーと真剣に向き合い、世界に挑戦し続けています。
GO-BEYONDER No.731
アルペンスキーヤー
野澤雪丸
北海道出身。三歳でスキーを始め、スキー指導員の資格を持つ父の影響で幼少期から雪上に親しむ。
小学生のころ、学校の先輩に勧められてアルペン競技に取り組み始め、本格的に競技の道へ進む。
札幌第一高校に進学後は、厳しいトレーニングを積み重ね、インターハイで準優勝を果たすなど全国トップレベルの成績を収める。
また、北アメリカで行われた国際大会にも挑戦し、世界の舞台での戦いを経験。
高校時代から海外遠征を重ね、世界のトップ選手たちとの力の差を体感しながらも、その中で自らの可能性を広げてきた。
現在は早稲田大学スポーツ科学部に在籍し、学業と競技を両立。
夏は陸上トレーニングで基礎体力を強化し、冬はヨーロッパを拠点に国際レースへ参戦している。
アルペンスキーの魅力である「スピードとターンの爽快感」に魅了され、さらなる高みを目指して日々挑戦を続けている。
Instagram:https://www.instagram.com/yuki_maru_0722/
2025年4月 FIS秋田八幡平スラローム大会 優勝
2025年3月 全日本スキー選手権大会 アルペン競技 GS競技 4位
2025年2月 秩父宮杯・秩父宮妃杯 第98回 全日本学生スキー選手権大会 SL競技 6位
2025年2月 第40回全日本学生アルペンチャンピオン大会 SL競技 二冠
2023年12月 道東シリーズ第26回ぬかびら源泉郷GS大会 優勝
2023年2月 令和4年度全国高等学校総合体育大会第72回全国高等学校スキー大会 2位
2022年3月 第34回全国高等学校選抜スキー大会 SL競技 3位