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GO BEYOND な

川野隼(カワノハヤト)

スケルトン

私は、ソリ競技のスケルトンという冬季オリンピック種目で金メダルを目指し挑戦しています。 スケルトン競技は、氷で作られた、全長1300m~1500mのコースを鉄製のソリにうつ伏せで乗って滑り降りそのタイムを競う競技です。最高スピードは、時速140kmにも達する事があります。 ですが、国内には氷上で滑走できるコースがないため、毎年10月中旬からトレーニングやレースの為、ヨーロッパや北米、アジアなどへ渡航しています。 日本国内ではマイナー競技で知名度がありませんが世界に目を向けるとヨーロッパや北米ではスターのように讃えられます。私は小学校3年生から大学4年生まで野球に打ち込んでいた私でしたが、大学2年時に J-STARプロジェクトという発掘テストに参加しました。テストの結果、スケルトンに適性があるということで連盟の方にお声をかけていただき、聞いたこともないスケルトンを社会人1年目で本格的に競技に打ち込むことを決意しました。 最高時速140km近い競技ですが野球で培った動体視力の良さや生まれ持った身体能力の高さ、体の強さに自信があったためそれらを用いて自分がどこまで世界のトップ選手と戦えるのか知れる良い機会になると感じました。昨年度(24‘25シーズン)はヨーロッパカップに初参戦し初年度にして世界のトップ選手たちと戦う事ができました。

私の目標は2026年ミラノ五輪に出場、2030年のオリンピックで 日本人初のメダル獲得、そして金メダルを獲ることです。国内に練習場所がなく、さらに、時差が付き纏う日本からするとアウェイな状況が多い スケルトン競技ですが私は常に「努力は天才に勝る」という言葉を胸に不利な状況だからこそ努力を欠かさないよう日々取り組んでいます。自分が日本の先頭に立って戦うことで努力を継続することの大切さをに伝えていきたいと考えています。 自分が海外勢と闘い勝つことで努力の大切さは日本を超えて世界へ知らせる事ができると考えています。 また、スケルトン競技は知名度が圧倒的に低いため自分の挑戦する姿勢を通して スケルトンを知ってもらい競技人口を増やし、今よりもさらにスケルトンの価値を高めることはもちろんオリンピック競技をはじめ、冬季競技、ソリ競技界を盛り上げられるように取り組んでいけたらと思っています。そして、挑戦できていることは自分だけの力ではなく周りで支えてくれる方がいるおかげで取り組めているという事に感謝し結果で必ず恩返しできるような取り組みを日々心がけて過ごしていきます。

私は海外での活動の中でこれから超えたいと思っていることは「カルチャーショック」と「時差ボケ」です。私は日本の文化が大好きでお米が特に好きなのでお米を食べる文化がない海外ではパスタやパンなど小麦類が多くなります。 そして温泉や湯船に浸かる文化が日本よりも少ないため日本国内にいるときはよく家族と温泉に行く事がありますが、海外では湯船に浸かれないためリラックスする時間や疲労を抜く時間が必然と減ってしまいます。なので、次の海外遠征では日本からお米を持って行ったり、湯船には浸かれないが少し長めにシャワーを浴びたりと工夫してチャレンジしてみようと思います。 そして時差ボケの面では、遠征先のホテルに着き就寝すると現地時間の朝4時ごろに毎回起きてしまいます。これは海外で戦う日本の選手たちの課題だと思うので、飛行機に乗っている間から現地時間に合わせた生活に今シーズンから取り組んでみようと思います。 この「時差ボケ」と「カルチャーショック」は私がスケルトンという冬季オリンピック種目で金メダルを獲るという目標達成のための「GO BEYOND.=超える」取り組みをしないといけない課題だと思っています。

GO-BEYONDER No.725

スケルトン

川野隼

2001年7月20日 北海道札幌市生まれ。
小学生3年から大学4年まで野球に打ち込む。大学3年時にスケルトン競技に出会い、社会人1年目に本格的にスケルトンに挑戦する。
競技歴1年目で強化指定選手に推薦され、競技始めて4年目に全日本選手権優勝。
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに出場、2030年冬季オリンピックで金メダル獲得が最終目標である。

Instagram:https://www.instagram.com/hayato_720

2025年8月 全日本プッシュスケルトン選手権 1位
2024年12月 ヨーロッパカップ第4戦 10位
2024年8月 全日本プッシュスケルトン選手権 2位

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