私は、3才からスノーボードを初めて現在はフリーライドという競技をしています。群馬県みなかみ町のMt.T by 星野リゾートをホームゲレンデとし、谷川岳を望みながら家族や先輩達と山で過ごしていくうちに山を滑ること(バックカントリー)が当たり前になっていました。その流れからFWT(Freeride World Tour)という大会に出場し始めました。フリーライドとは、自然の山の斜面を滑り、スタイルや技術・スムーズさなどの総合滑走力を競う競技です。私は、2020年のU-14のカテゴリーで日本シリーズを優勝しました。初めて日本一を獲った時は、今までにない嬉しさと、スノーボードがより一層楽しくなりました。また、2025年4月には初めての海外の大会にも出場しました。海外の文化の違いやスキー場の大きさ、参加選手の数など日本との違いを肌で感じられた事は自分にとって大きな収穫だと思っています。
724
GO BEYOND な 人
木下盛登(キノシタタケト)
スノーボーダー
幼い頃から谷川岳の先輩達の滑りを見てスノーボードしてきました。自分もいつか先輩達のように厳しくも美しい雪山の中で滑り、自分を表現したいと思い続けてきました。しかし、経験を積んでいくと山の楽しさと同時に怖さを知る出来事が何度もありました。雪山は、何度も滑ったことのある同じ斜面でもその日・その時の雪質や降り方、天候や地形によって全く違う表情に変わります。それを予測して最善を尽くすのはとても難しいです。その中で自然との一体感を感じられる一本があった時の達成感がスノーボードを続けていく原動力になっています。そして初めての海外遠征で感じた部分は大きく、もっと色々な国の山を滑る事は自分にとって大きな糧になると思います。今出場しているフリーライドの大会や谷川岳をはじめ色々な山での経験を力にして、沢山の人を魅了するスノーボーダーになりたいです。そして、私が先輩に憧れ、スノーボードを続けてきたように次の世代の子達に夢を与えられるようなスノーボーダーを目指します。
私にとっての「Go Beyond.」は、自分自身を超えるということです。初めての海外遠征の際、日本とは違う生活環境の中大会に挑みました。大会では天候が悪化し、予想以上の待機時間がありました。今まで国内大会では何度も天候不良による長時間の待機を経験してきているにもかかわらず、慣れているはずの待機時間がとても不安になり、リラックスしているつもりが普段以上に力が入り過ぎてしまい思うような滑りができませんでした。緊張して不安になってしまったのも初対面の人や言語の違いから、自ら勝手に距離を取って孤立してしまったのも良くなかったと思います。初めての海外遠征の経験から私が学んだことは、いつもと違う環境に置かれた時に「どれだけ自分を信じられるか」だと思いました。大会ではなく普段の滑りの中でも、逃げずに色々な技にチャレンジし、練習の中で自分の滑りに自信を持てるようにすることは勿論、同じ大会に出場する人に積極的に声をかけたり、自分から行動していきたいです。また、私のフィールドである雪山は、天候や積雪条件など一つ間違えれば危険を伴うところです。そこでは「自分を超える」というような滑りができるところではありません。しかし、自分自身の山での経験と滑りの技術、その日その時の状況においての判断がとても大事になってきます。それを繰り返し経験を積み、自然の厳しさを乗り越えた先には美しい景色と心に残る一本が刻まれます。その時初めて「自分自身を超える」と実感できるのだと思います。
GO-BEYONDER No.724
スノーボーダー
木下盛登
親の影響で3歳からスノーボードを始め、谷川岳のスティープな斜面を滑り込み実力をつけてきている。
小学生からフリーライドの大会に参戦し実績を積み、25-26シーズンからはシニアクラスに参戦。
また、活動は大会だけに留まらず撮影などの活動も始める。
Instagram:https://www.instagram.com/taketo.kinoshita
2025 ROLDAL Freeride Junior U-18 3* 4位
2025 FWT Junior U-18 Arai 3* 3位
2024 FWT Junior U-18 Arai 3* 2位
2023 Tenjin Banked Slalom 中学生クラス 1位
2023 FWT Junior U-18 Arai 3* 2位
2022 FWT Junior U-18 Maiko 1* 1位
2020 FWT Junior U-14 日本シリーズ優勝