海外にチャレンジする理由は、SNSを通してでしか見たことのない憧れの舞台で、世界1位になるのが私の目標だったからです。そのために沢山の努力をし、憧れの舞台であるWorld Cupで2023年、2024年と優勝することができました。しかし次のステップとして、海外の舞台で自分の限界に挑戦したいという気持ちがあり、男女混合の大会で上位に入るという目標を達成するために海外大会に挑戦しています。さらに海外大会は、より多くの優れた選手と競い合うことができ、自分のスラックライン技術や精神力をさらに向上させるチャンスだと思います。例えば、海外の選手たちとの交流を通じてスラックラインの技量だけでなく、言語や考え方も学ぶことができるなど、スラックラインを通じて国際的なネットワークを広げることができます。海外の選手たちは技術的にもレベルが高く、競い合うことで自分自身も成長できると思うので、これからも海外大会に挑戦していきたいと思っています。

「GO BEYOND ＝ 超えていく」とは、自分の中にある限界や恐怖、不安といった壁を乗り越え、少しずつでも前へ進もうとすることだと思います。努力をしていれば、必ず順調に進むわけではなく、うまくいかない日や心が折れそうになる瞬間もあります。特にスラックラインのように集中力や体のバランスが求められるスポーツでは、ほんの少しの気のゆるみや不安が結果に大きく影響するため、何度も失敗し、思うように進まないことも多くあります。そんな中でも、自分の気持ちが下がってしまわないように、常に前向きな考え方を忘れずにいること。それは簡単なことではありませんが、「できない」と決めつけず、挑戦する前に必ず「どうしたらできるか」を考えて行動することで、少しずつ自分自身の心に余裕ができるようになりました。たとえ失敗が続いたとしても、それは決して無駄なものではなく、成功の土台になるものだと思っています。限界だと思った時点からもう一歩踏み出す。その一歩が、弱かった時の自分を超えることであり、自信に繋がります。そしてその努力の積み重ねが、やがて大きな成長になると思っています。そうした自分自身との闘いに勝ち、乗り越え、前に進んでいくことが、「GO BEYOND ＝ 超えていく」だと思います。