私は、整形外科に理学療法士として勤務する傍らスノーボード競技の研究と選手支援を行うトレーナーとして活動しています。特に、スノーボードスロープスタイルナショナルチームをはじめとする競技者の傷害予防とコンディショニングに注力し、競技の安全性向上に貢献しています。スノーボードに出会ったのは学生時代で、競技を楽しむ中で怪我のリスクの高さを実感し、理学療法の知識を活かしたサポートの必要性を感じました。理学療法士としての資格を取得した後、サッカーやバスケットボールのトレーナーとしても活動し、現場経験を深めました。スノーボード競技のトレーナーとして海外遠征や合宿に帯同し、現地の環境に適応したサポートを提供することで、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援しています。さらに、傷害データの収集・分析を行い、予防策の提案や研究成果の発表を通じて、競技の安全性向上に貢献することを目指しています。



GO BEYOND な 人
三井亮平(ミツイリョウヘイ)
スノーボードトレーナー/理学療法士
私の目標は、スノーボード競技における怪我のリスクを最小限に抑え、安全な競技環境を構築することです。日本国内において傷害研究を進めてきましたが、海外の競技環境やトレーニング手法にも学ぶべき点が多いと感じています。海外に挑戦することで、より高度な予防策やリハビリ手法を学び、日本の選手たちへ還元したいと考えています。特に、傷害調査や予防について世界でもリードできるように傷害データの蓄積や分析を発信していき、それらの知見を取り入れることで、より科学的なアプローチを実践できると考えています。また、国際大会や合宿に参加することで、選手が異なる環境でも安定したコンディションを維持できるよう、サポート方法を最適化することも目標です。将来的には、世界基準の予防策を確立し、日本のスノーボード界の発展に貢献したいと考えています。
私が「GO BEYOND.」を実感したのは、海外の大会で選手をサポートしたときのことです。普段の彼らは明るくリラックスした雰囲気ですが、世界の舞台では全く違いました。極限の集中力で技を磨き、結果を求めて必死に戦う姿に、心を打たれました。プレッシャーの中でベストを尽くそうとする選手たちを前に、私自身のサポートが本当に世界基準に達しているのかと自問しました。それ以来、海外の最新トレーニングやリカバリー法を学び、より高度なサポートを提供することを決意。選手がどの国の大会でも最高のパフォーマンスを発揮できるよう、自分自身も成長し続けなければならないと強く感じました。今後も研究と実践を重ね、国際的な水準で選手を支えられるトレーナーを目指し、挑戦し続けます。
GO-BEYONDER No.666

スノーボードトレーナー/理学療法士
三井亮平
整形外科に理学療法士として勤務する傍らスノーボード競技のトレーナー・研究者として、日本代表選手をはじめとする競技者の傷害予防とコンディショニングをサポート。
理学療法士の資格を活かし、科学的アプローチで安全な競技環境を構築することを目指す。
国内外の大会・合宿に帯同し、選手のパフォーマンス向上に貢献。傷害研究の成果を学会で発表し、競技の安全性向上にも取り組んでいる。
Instagaram:https://www.instagram.com/ryohe1.mitsui/
2010年よりバスケットボールやサッカーのチームサポートを経験。
2015年から北海道のスノーボード大会メディカルスタッフを務め、2021年よりスノーボード日本代表選手のトレーナーとして国内外の大会・合宿に帯同し、傷害予防とコンディショニングを担当。
傷害研究では2022年より日本臨床スポーツ医学会などで発表し、2023年には北海道理学療法士学会誌に論文掲載。
スノーボード競技の安全向上を目的に、研究と現場サポートを継続している。