長野県白馬村でスノーボードアルペン選手として活動しています。父と姉の影響を受け3歳の頃にスノーボードに出会い、小学生の頃にはスキー場のナイター営業を利用して平日も休日も腱炎になるまで滑るような日々を過ごしていました。競技を始めたのは小学3年生の頃で、初戦の大会で表彰台にのぼりました。当時は勝敗のこだわりなんて一切なく、名前を呼ばれたから表彰台にのぼっただけでしたが、表彰台からの景色が小学3年生ながらに感動して、照れくさくて、嬉しくて、どんどんスノーボードアルペンの魅力に取りつかれていったことを覚えています。現在では世界選手権への出場や全日本選手権での優勝、ワールドカップ出場などの成績を残し、国際大会を中心に活動しています。冬の遠征のない期間には、白馬村のスノーボードクラブ(白馬ジュニア)でOGとして小中学生と雪上トレーニングに励んでいます。また、昨シーズンより全日本スキー連盟の強化指定選手(B指定)に選考していただき、育成遠征・合宿等に参加しています。夏季は、所属大学の部活動やフィットネスを利用して筋力トレーニングや持久系のトレーニング、コーディネーショントレーニングをメインにトレーニングを積み重ねています。
GO BEYOND な 人
大島ひなの(オオシマヒナノ)
スノーボーダー
わたしの競技目標は、小中学生の憧れの存在になることです。わたしが育った長野県白馬村は1998年長野冬季オリンピックの開催地で、幼い頃からオリンピックが身近な存在にありました。わたしが通った小学校には当時活躍した地元選手が笑顔で表彰台に立つ写真やサインが飾られており、「わたしもこうなりたい」と憧れの気持ちを抱くようになりました。競技活動をしているとどうしても結果ばかり注目してしまいますが、わたしにとって憧れの存在が白馬村出身のオリンピアンだったように、次世代の選手の憧れになれるような、キラキラな笑顔で表彰台に立つ姿を届けられるような選手になりたいという信念のもと、この目標を掲げています。
わたしにとっての”GO BEYOND.”は、他選手との体格差に打ち勝つことです。わたしは他の選手と比較して身長も体重も十分にありません。競技を始めた小学生の頃から「もっと身長が大きければ、もっと体重が増えやすい子だったら勝てたのに。」と何度も言われてきました。そんな周りの反応を見て、当時は、負けてしまっても体格差があるから仕方ないと考えていましたが、どうしても表彰式に立ちたくて諦められない思いがありました。体格差もトレーニング次第で補えるのではないかと思い、高校生から夏季のトレーニングを始めました。元々運動嫌いでスノーボード以外の運動が苦手だった私ですが、トレーニングを日々積み上げたことで競技成績もグンと伸びるようになりました。今では、競技目標の達成のため、より上のレベルを目指して食事面でのトレーニング等も始めています。小柄な体型で勝つのは難しいと考える人が多いなか、わたしが活躍する姿を多くの人に届けられたら、同じ悩みや状況に置かれている選手の励みになれると思うので、その代表例になれるように壁を乗り越えていきたいです。
GO-BEYONDER No.616
スノーボーダー
大島ひなの
2004年10月17日愛知県名古屋市生まれ。
長野県白馬村で育ち、3歳でスノーボードに出会う。2023年にカナダの国際大会でポイントを獲得したことをきっかけに、世界選手権やワールドカップ、ジュニア世界選手権等に出場。2023-2024シーズンより全日本スキー連盟の強化選手(B指定)として国内外で活動している。
Instagram:https://www.instagram.com/hinano__017/
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Ciud9oGsaW9Ui1sKsjkwB6gSv257cQyGVA886RwNfkBaDTl/
2024年3月 Junior World Championships PGS12位 / PSL7位 / PT9位
2024年3月 World Cup PSL28位
2024年3月 第30回全日本スキー選手権大会スノーボード競技 PGS優勝
2023年3月 Junior World Championships PGS10位 / PSL8位 / PT5位
2023年3月 2023全日本ジュニアスキー選手権大会スノーボード競技 PGS優勝
2023年3月 World Championships PGS37位 / PSL39位
2023年1月 North American Cup PGS4位 / PSL4位
2022年2月 第28回全日本スキー選手権大会スノーボード競技 PGS準優勝