アルペンスノーボードの競技活動を通じて目指しているのは、技術の向上だけでなく、自分の限界を超え、精神的成長することと世界の舞台で挑戦し続けることです。このスポーツでは、冷静な判断力や挑戦し続ける姿勢が必要です。海外にチャレンジしようと思った理由は、国内の環境だけでは得られない刺激や経験を求めているからです。特に、ヨーロッパや北アメリカの選手たちとの競争を通じて、さらにレベルアップできると感じています。海外で学びたいことは、技術的な向上に加え、異なる競技スタイルやトレーニング方法を学ぶことです。各国の選手たちとの交流を通じて、国際的な舞台で競技を続けるために必要なメンタル面の強化をし、自分に合った新しいトレーニング方法を取り入れたいと考えています。また、異国の地で挑戦を続けることで、プレッシャーに打ち勝つ力や集中力も高められると確信しています。海外での経験を通じ、自分自身をより高いレベルに到達させたいと考えています。

海外でのアルペンスノーボード活動を通じて、最も「GO　BEYOND.＝超えていく」と感じた瞬間は、初めてトルコ冬季デフリンピックのトップ選手たちと、直接競い合った時です。それは、技術的な面でも精神的な面でも、今までの自分の限界を超えるような経験でした。その大会は、標高が非常に高く、コースは急斜面で、アイスバーン、難しかったです。初めて参加する大会だったこともあり、練習の段階から他の選手たちの滑りの速さや技巧に圧倒され、精神的にプレッシャーを感じていました。しかし、最初の予選を終えた時、自分が掲げていた夢が少しずつ実現できていることに気づきました。本番の決勝では、相手は強い人でしたが、諦めずに滑って、最後は、１秒差で負けてしまいましたが、3位決戦では3秒差で勝つことができ、銅メダルを獲得しました。「諦めずに挑戦し続けること」が、自分にとって何よりも重要だということに気づいた瞬間でした。あの大会では、技術や精神面で自分が成長し、限界を超えていくことができたことが一番の収穫でした。この経験が、今後の競技人生を支える大きな原動力となっています。