私がスキー競技で目指しているものは、全日本選手権、インターカレッジ表彰台、ユニバーシアードに出場、入賞することです。そして、日本にとどまることなく世界に目を向けて取り組んでいます。そのために、一つ一つのことに測定可能な数値的目標を設定しています。陸上トレーニングの中で組み分けをして測定をおこないます。その結果をもとに前回から自分がどこまでのびたのか、何が足りないのかという自己分析をおこないます。スキーのワールドカップはヨーロッパでの開催が多く盛んなスポーツです。情報収集を欠かさないことも大切です。SNS、コーチやトーレーナー、先輩から、スキーにはどういうトレーニングが必要かなど詳しく聞く機会があり、それをもとにトレーニングとは別に自分の足りない部分を補うトレーニングをおこなっています。全てのことを一つ一つ具体化していくことで、密度の濃いシーズンはもちろん、オフシーズンも有意義に過ごすことができます。冒頭で掲げた目標、自身が目指すものを明確にして懸命に取り組んでいきます。

今までアルペンスキーに取り組んできて、世界を相手に戦う厳しさをさまざまな面で深く感じます。世界を見据えて活動していくにはグローバルWiFiは、欠かせないものだと実感します。現代においてインターネット環境はどこに行ってもとても大切な存在です。私はアルペンスキーヤーである前に1人の学生です。それを常に自覚し、学業と競技スキーの両立は日々やっていかなくてはなりません。私が世界で戦うには日本にいる皆さんの力添えがとても重要になってくると強く思っております。そのためには、日本にいる皆さんとの報連相は当たり前になります。私が思う「超えていく」とは自分がやりたいこと、全力で頑張ると決めたことはやり抜くという強い気持ちを持ち、どんな困難なスキー場でもバーン、セットでも超えていきます。そして家族をはじめコーチ、先生方、兵庫県の地元の皆さん、高校でお世話になった秋田県の皆さん、関わってくださる全ての皆さんに感謝しています。