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GO BEYOND な

ON AFRICA 田渕陽(オンアフリカ タブチヨウ)

FOUNDER

私が初めてアフリカに行ったのは2016年のことでした。それまでアフリカの地に立ったこともない人間が11カ国を回り、アフリカのアスリートや若者たちの持つ可能性に魅せられ、この活動を始めることを決意しました。現在の活動の一つは、VISIT AFRICAと題した日本のトップアスリートによる現地での直接指導の機会創出です。年に数回、1週間程度の期間で現地に滞在し、技術指導やトレーニングキャンプを実施しています。特に注力しているのは、アフリカの選手たちが持つ優れた身体能力と、日本で培われた緻密な技術を組み合わせることです。印象的なのは、アフリカの選手たちの飽くなき向上心と、新しいことを吸収しようとする姿勢です。彼らの練習に対する真摯な態度は、指導する私たちにも大きな刺激となっています。また、女子選手の技術向上にも積極的に取り組みながら、現地の指導者との協力関係を築き、持続可能な指導体制の確立に取り組んでいきたいと思っています。この活動は、私自身にとっても大きな学びの機会となっています。異なる文化や環境での指導機会の創出は、日本の選手の指導者としての視野を広げ、新たな気づきをもたらしてくれます。今後も、この経験を活かしながら、アフリカと日本のスポーツ交流の架け橋となれるよう尽力していきたいと考えています。​​​​​​​​​​​​​​​​

アフリカでのスポーツ指導機会創出をしてゆこうと決意したのは、日本とは異なる環境で育つアスリートたちの可能性を引き出し、共に成長したいという思いからでした。アフリカの選手たちが持つ類まれな身体能力と、日本で培われてきた技術や規律を融合させることで、新しい価値を生み出せると確信しています。私たちが目指しているのは、単なる技術指導を超えた、持続可能な人材育成の仕組みづくりです。現地で指導を受けた選手たちが、将来は自国のスポーツ発展のリーダーとなり、次世代の育成に携わってくれることを期待しています。そのために、技術面だけでなく、指導法やスポーツを通じた教育の重要性についても伝えています。また、この活動を通じて、日本国内でのアフリカへの理解促進も図りたいと考えています。実際の交流を通じて、アフリカの持つ可能性や課題、そして文化の豊かさを日本に伝えることで、より深い相互理解につながると信じています。さらに、私自身の成長という観点からも、この海外での活動には大きな意味があります。異なる文化や価値観に触れることで、日本のトップアスリートの新たな価値創造の機会となり、新たな指導法や考え方を学ぶことができます。アフリカの選手たちの情熱や向上心は、私たちにも大きな刺激を与えてくれています。このような多面的な価値創造を通じて、スポーツによる国際協力の新しいモデルを確立し、アフリカと日本の架け橋となることを目指しています。​​​​​​​​​​​​​​​​

アフリカでの活動を通じて、私が最も強く「GO BEYOND.」を感じるのは、厳しい環境を超えて世界で輝くアスリートたちの存在です。現地のグラウンドは、雨が降れば泥沼と化し、まともな練習さえ難しい状況になります。多くの選手は、満足なスパイクすら持っていません。水や栄養補給も十分とは言えない環境の中で、彼らは日々トレーニングを重ねています。しかし、そんな想像を絶する厳しい環境から、次々と世界的な選手が誕生しています。ヨーロッパの名門クラブで活躍する選手たち、世界大会でメダルを獲得するアスリートたち。彼らの存在自体が、すでに人類の想像を超えた奇跡と言えるでしょう。そして私は考えるのです。もし、この驚異的な身体能力と精神力を持つアフリカの若者たちに、適切な環境と新しい指導法が提供されたら、どれほどの可能性が開けるのだろうかと。現在の世界記録も、競技の常識も、きっと軽々と塗り替えられていくに違いありません。アフリカのアスリートたちは、私たちの想像をはるかに超えた場所に到達できる可能性を秘めています。その無限の可能性を引き出し、世界中を驚嘆させるような新しいスポーツの歴史を創造すること。それこそが、私たちが目指す「GO BEYOND.」の真髄なのです。​​​​​​​​​​​​​​​​

GO-BEYONDER No.598

FOUNDER

ON AFRICA 田渕陽

1990年6月19日生まれ。
大学まで剣道に打ち込み、その後パイロットの夢が挫折しスポーツビジネスの世界へ。2016年、アフリカ担当としてアフリカ事業開発に携わり、10カ国でのマーケットリサーチやプロジェクト開発を手掛ける。2017年にはウガンダ現地法人代表・GMとして、日本人初のアフリカのプロサッカークラブGMを務める。その後、日本に帰国後はスタートアップの海外事業担当として、ブラジルプロクラブの日本キャンプを企画・運営。2021年にはプロバスケットボールクラブの立ち上げに参画し、トークンサービスの導入や運用なども担当。2022年からは日本代表選手のマネジメントやPSG日本ツアーのオーガナイズ、NFTプロジェクトの企画・運営などを手掛ける。これまでにアフリカはザンビア、ボツワナ、ジンバブエ、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ガボン、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、ガーナ、セネガルを訪問し、世界25カ国以上での経験を持つ。2021年にはケニア難民選手団のサポート業務も行う。2024年9月、アフリカスポーツ事業を展開するON AFRICAを設立。国際スポーツビジネス開発やクラブマネジメント、NFT・ブロックチェーン技術のスポーツでの活用など、幅広い専門性を活かし、日本とアフリカのスポーツビジネスの架け橋として活動している。​​​​​​​​​​​​​​​​

Instagram:https://www.instagram.com/yo_tabuchi_af
Facebook:https://www.facebook.com/yo.tabuchi
note:https://note.com/on_africa

2024年~ ON AFRICAを設立し、アフリカのスポーツ事業を行う
2022年~ 日本代表選手などのマネジメント会社で、プロスポーツチームのマネジメント、
     NFTプロジェクトの企画・運営、PSG日本ツアーなどを実施
2021年~ プロバスケットボールクラブの立ち上げに参画し、トークンサービスの導入・運用なども担当
2021年~ ケニア難民選手団のトレーニング拠点訪問・サポート業務
2019年~ ブラジルプロクラブの日本キャンプ企画・運営などを担当
2016年~ アフリカ10カ国のマーケットリサーチおよびプロジェクト開発 現地法人代表・GMとして、
     日本人初のアフリカのプロサッカークラブGMを務める​​​​​​​​​​​​​​​​

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