現在は将来の「オリンピック」や世界最高峰の「ワールドカップ」で金メダルを獲るために奮闘中です。2030年・2034年のオリンピックで金メダルを獲得することを目標にしています。2023-24シーズンより、アルペンスキー種目からスキークロス種目に転向しヨーロッパを拠点にして転戦しています。スキークロスは、4人の選手が同時にスタートし、バンクやウェーブ、ジャンプなどをこなし最初にゴールしたものが勝ちという、見ている側にとっても非常にわかりやすい競技内容であるとともに、レース中の選手同士のせめぎ合いや駆け引きなどが魅力のスポーツです。アルペンスキーからスキークロスへ種目転向し、今までアルペンスキーで培った多くの技術や経験を糧にスキークロスの世界で頂点に立つため活動をしております。頂点を目指すには本場ヨーロッパで多くのトレーニングや技術を吸収する必要があり、競技に全力で集中し世界のライバル達と練習、レースを戦っていくために日々奮闘中です。
GO BEYOND な 人
笹岡蒼空(ササオカソラ)
スキークロススキーヤー
私が「世界で勝ちたい」と思うのは、単純にアスリートとして勝ちたい、世界一になりたいという純粋な気持ちと、私の出身である野沢温泉村をはじめお世話になった多くの地域の方々や子供達にスキーの可能性や凄さをもっともっと伝えていきたい。という2つの理由があります。どんなスポーツでも世界一になることで日本での認知度が上がりその競技が盛り上がる傾向にあります。夏季スポーツにない魅力が冬季スポーツにはあり、冬季スポーツの代表格でもあるスキーを知ってもらうことでスキーができる場所の地域活性化という形でさらに貢献したいと思っています。また、スポーツ自体が持っている力に注目し、自分の成績で地域の方々や応援してくれている方々にも勇気と感動を味わっていただきたいと考えています。そして、より多くの言語や文化に触れることで多様化する社会の架け橋になれればと思います。
私が感じる「GO BEYOND.=超えていく」とは、自分の限界や現状の枠を打破し、新しい可能性を切り開くことです。特に海外でのスキー活動では、日本とは異なる環境や文化、そしてトレーニング方法に触れることで、新たな視点と成長の機会が得られます。そのためには、身体的な鍛錬だけでなく、精神的な成長や、困難を乗り越える意志力も必要です。こうした努力や自分との向き合いによって、新しい自分を見つけ出し、さらにその先へと進んでいく必要性があります。昨シーズン、初めて出場した世界ジュニアは同年代のトップ選手達と初めて戦える大会で、オーストリアの試合で複数優勝していたこともあって、自信を持って現地入りしました。ですが、今までに経験したことのないコースのスケールの大きさと大きなジャンプセクションがあったことなど、コース攻略に戸惑いと不安が募りました。レース2日前にはトレーニング中の転倒で右足の靭帯を損傷してしまう怪我を負いました。しかし、ここで諦めてはダメだと自分自身を奮い立たせ己の限界を決めない事にしました。それは私自身の目標だけでなく、周囲の人々や同じ分野に関わる人々にインスピレーションを与え、挑戦する勇気を与えたいと思ったからです。「GO BEYOND.」とは、自己超越の精神であり、限界を作らない意識だと思います。
GO-BEYONDER No.595
スキークロススキーヤー
笹岡蒼空
2003年6月11日生まれ。長野県野沢温泉村出身。両親や地域の影響で、3歳頃からスキーを始め7歳頃から競技を始める。中学3年で初めて全国大会優勝。2023-24シーズンよりスキークロス競技へ転向。現在は、オリンピック、W杯優勝を目指しトレーニングに励んでいます。
Instagram:https://www.instagram.com/sora_sasaoka/
2024年4月 世界ジュニア 10位
2024年3月 Austria National Junior Championships 優勝
2024年3月 国際スキー連盟公認大会通算3勝
2023年2月 インカレ 3位
2022年2月 国体 2位
2021年2月 インターハイ 3位
2021年2月 高校選抜 優勝
2019年2月 全国中学校スキー大会 優勝