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GO BEYOND な

田口海羽(タグチミウ)

アルペンスキーヤー

私は、両親の影響で2歳からスキーを始め、スピード感に魅了されてアルペンスキーを始めました。アルペンスキーは、雪山の斜面を滑り降りながら旗門を通過してタイムを競うスポーツで、主に滑降(ダウンヒル)、大回転(ジャイアントスラローム)、回転(スラローム)、スーパー大回転(スーパーG)の4種目があります。これらは「技術系」(回転、大回転)と「高速系」(滑降、スーパーG)に分けられますが、国内の大会では主に「技術系」の回転と大回転が行われています。シーズンは12月末から4月末まで続き、何度もレースがあります。また、夏場はウエイトトレーニングやランニング、ロードバイク、コーディネーショントレーニングなどのフィジカルトレーニングを行います。さらに、スキーについて理論的な学びを深めることで、競技力を向上させています。海外でのトレーニングでは、できるだけ早くスキー板に乗り、練習時間を確保することで誰よりも多くの練習を積み、技術を磨くことができます。努力を続け、大会で良い成績を残せるよう、一生懸命に取り組んでいきたいと思います。

今シーズンの目標は、高校最後のインターハイで入賞することです。昨年は1月に怪我をしてしまったため、今年はリハビリと並行してフィジカルトレーニングに力を入れました。また、アルペンスキー界では、16歳を迎えるとFISレース(国際スキー連盟のレースカテゴリー)にも参戦できるようになり、私は今シーズン、中国で開催されるFISレースに出場する予定です。より高いレベルの選手たちと競い合い、自分の実力を試し、成長したいと思っています。国内では経験できない環境や、異なる競技スタイルを学び、国際的な舞台での競技力を磨きたいです。また、技術だけでなくメンタル面も強化し、今シーズンの目標に繋がるような遠征になるように精一杯頑張ります。 

私は今回、初めて海外でのレースに挑戦します。非常にレベルの高い大会で不安や緊張もありますが、この機会を自分自身の成長の場と捉え、全力で頑張りたいと思います。「超える」というテーマにおいて、私が向き合っているのは、これまでの自分自身の限界を打ち破ることです。異なる環境や強豪選手との対戦を通じて、自分の弱点を明らかにし、それを克服することを目指しています。特に、国際大会で得られる経験は技術的な成長に留まらず、精神的な強さを鍛える貴重な機会だと考えています。この挑戦を通じて、最終的には世界で通用する選手になるための第一歩を踏み出すことが目標です。これからもアルペンスキーという競技と向き合い、アルペンスキーヤーとして、また人としても成長していきたいです。

GO-BEYONDER No.588

アルペンスキーヤー

田口海羽

2007年1月5日、秋田県生まれ。両親の仕事の影響で宮城県仙台市に引越し、2歳の頃からスキーを始める。高校は山形県の九里学園高等学校に進学し、日本一を目指し練習に励んでいる。

 

Instagram:https://www.instagram.com/__mi1u

 

2023年3月 第35回全国高等学校選抜スキー大会 大回転8位
2023年2月 令和4年度全国高等学校総合体育大会第72回全国高等学校スキー大会 回転19位

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