私は、世界的にスキーリゾートとして知られる倶知安(くっちゃん)町出身です。車で数分のところに、現在のニセコ東急グラン・ヒラフがあり、2歳からスキーを始めました。遊びを通じて、子ども達に様々な発見をさせることで、スキー技術を習得させることを理念に掲げるスクールに毎週通うことで、滑る楽しさを知りました。その後、近隣のスキー場でアルペン競技の練習を見たことをきっかけに、小学校2年生からアルペンスキーに取り組み始めました。競技を本格的に始めてからは、地元のチームを拠点としながら、北海道や全日本のチームの一員として練習を積んできました。小学6年生で、ジュニアオリンピックの大回転種目で優勝し、中学3年生では、同種目で準優勝しました。今春、高校生となり、カテゴリーが変わりました。「FISポイント」を更新していくため、中学時代以上にレースに参加していく予定でいます。本格的なシーズン到来に向け、夏場は、ウェイトやバイクトレーニング、ランニングなどを行い、基礎体力の向上に努めています。今後は、強豪選手も多くいる海外でのトレーニングを行い、レースにも参加したいと考えています。シーズンインしたら、トップ選手の滑りを見て参考としたり、ライバルと競い合う中で、技術を磨いたりしたりすると共に、強いメンタル を身につけ、より高みを目指し、日々頑張っていきたいと考えています。
GO BEYOND な 人
岡田果穏(オカダカノン)
アルペンスキーヤー
アルペンスキーの競技としての目標は、オリンピックで金メダルを取ることと、ワールドカップでの総合優勝です。4月から高校に進学し、自主性の伸長と地域貢献に力を入れているアルペンスキー部に所属しています。全日本強化指定選手として文武両道で活躍する先輩を身近な目標としながら、より高みを目指し、日々過ごしているところです。また、地域や周りで支えてくださる方に感謝し、応援されるような人間となれるよう地域貢献活動にも真摯に取り組んでいます。 アルペンスキーを始めとするウィンタースポーツは、競技人口の減少が課題となっています。私は、自分が世界で戦い、挑戦し続ける姿を見せることで、将来的に子ども達を始めとする多くの人達が競技に関心を持つきっかけを作りたいと考えています。今年度の目標は、インターハイ3位以内、そして同学年1位です。将来への目標に向かい、栄養学やスポーツ科学なども学び、総合的に力を高めていきたいと考えています。
「GO BEYOND.=超えていく」という言葉は、今の私にピッタリです。地元北海道を飛び出し、世界に近づく一歩として、富山第一高校を進学先に選びました。これまでの自分を変え、限界を超えていく。その一歩が始まったのです。昨日より今日、今日より明日というように自分を垂直比較し、挑戦し続けることが、今後大きな成長につながるのではないかと考えます。「GO−BEYONDER」に選出されることは、これまで以上に、責任や注目度が増すことを意味します。スキーに真摯に向き合うことはもちろん、日々の練習に一生懸命に取り組むこと、準備や後片付けなどを率先して行うこと、道具を大切にすること、笑顔で挨拶したり、環境に感謝することなど、競技者の前に、一人の人間として、当たり前のことをきちんと行っていきたいです。また高校で行っているゴミ拾いとジョギングを組み合わせた「プロギング」という社会貢献活動にも力を入れ、未来へ美しい環境を残したいと考えています。海外に進出するということは、言葉・国境・文化や思考の壁など、乗り越えるべきことがたくさんあることが予想されますが、気持ちを強く持ち、陸上やり投げの北口選手のように、誰からも愛され、応援されるスキーヤーを目指していきたいです。
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GO-BEYONDER No.583
アルペンスキーヤー
岡田果穏
2008年6月30日北海道生まれ。小学2年生から本格的にアルペンスキーを始める。6年生の時にジュニアオリンピック大回転で優勝。翌年から、国内強化選手・北海道強化選手に選出される。中学3年生で、全国中学校スキー大会大回転で準優勝、回転で5位に入賞。現在は、より高いレベルを求め、富山第一高校に入学し、インターハイ優勝、オリンピック優勝、ワールドカップ総合優勝を目指し、日々努力を重ねている。
Instagram:https://www.instagram.com/iamkanooon/
2024年3月JOCジュニオリンピックカップGS4位SL6位
2024年2月全国中学校スキー大会GS2位SL5位
2023年2月全国中学校スキー大会GS7位SL10位
2022年3月JOCジュニアオリンピックカップGS13位
2021年3月JOCジュニアオリンピックカップGS優勝