海外へチャレンジしようとしたきっかけは自身が日本代表として活動する中で日本とは違ったカルチャーを目の当たりにしたからです。見た目や、言葉や、パーソナリティや文化の全てが日本人とは異なる外国人選手と触れ合うことで、自身も海外でチャレンジしたいという気持ちが強くなりました。それが2015年辺りから少しずつ出てきました。実際にコロナ禍を挟んで、少し遅れましたが、2023年にイタリアセリアAのクラブと契約を交わしました。その中で衝撃的だったのは個人としての表現の仕方です。大切なことは自分自身の考えや意見を持つこと。私たち日本人は周りに合わせることがとても上手な種族ですが、海外では自分自身が何を思っているかを相手に示すことが必要なのだと感じました。ソフトボールを通じて自分自身の想いを明確に発信することや、表現すること、また表情の豊かさを彼女たちから私は学んで吸収していきたいと思っています。そして彼女たちの心の豊かさにも日々驚かされます。未来のことを考えずに、まずは目の前のことを楽しむ力、今を全力で生きる力は今までの私に足りなかった部分だと痛感しました。社会人になってからは、お腹を抱えて、顔が痛くなるぐらい笑ったことはなかったなあと、イタリアに行ったことで気付きました。その豊かな心の持ち方を、私自身が日本に帰った時には子供たちや、社会で疲れ切った大人たちに伝えて、自分らしく生きる楽しさを私なりに伝えていけたらと思います。またソフトボール選手として常に結果を出し続けること、そしてソフトボール普及活動を日本人として世界を舞台におこなっていきます。

日本人として海外に出て活動していくことは、日本人としての誇りを持つことに繋がります。海外からすると日本人はとてもリスペクトされる人種であり、日本の文化を海外の人は好みます。なので日本人としての誇りを持ちつつ、日本という島国にいるだけでは分からない世界観を広げていくことが私にとっては1番のミッションになると思います。今までの大切にしている価値観を糧に、新しいカルチャーや考え方に挑戦して、ソフトボールプレイヤーとして、また一人の人間として、メンタルコーチング指導者として精進していきます。また「GO-BEYONDER」として失敗を恐れずに、トライアンドエラーを楽しむ人生を送っていく姿を日本の人たちや世界の人たちに私らしく伝えていきます。そして世界を舞台にソフトボールプレイヤーとして結果を出していくことが私にとっては1番の使命です。どんな環境や状況でも自分の力を出し切り、自分が納得のいく日々を積み重ねることをモットーに。そして現状に満足せずに目標を持った中で目の前の壁へ挑戦していく姿を届けていきます。人と比べるのではなく、今の自分を超えていくことが正しい向き合い方だと感じます。なので超えていくべき対象は常に自分自身です。海外を相手に戦っていますが、外的要因に左右されずに自分を信じ抜きます！