私の夢は、小さい頃からオリンピックで金メダルを獲得することでした。これまで日本人が世界大会で金メダルを取ったことはなく、その1人目となることが私の目標です。再来シーズンにはイタリアでオリンピックが開催されます。そのため、昨年からオリンピックを見据え、1歩1歩着実に練習を積み重ねてきました。そして2024/25シーズン、私は全日本強化B指定に入り、オリンピック出場の可能性を生み出すことができました。まずはW杯に出場することを目標とし、そこでの結果を重視しながらオリンピックの出場権を獲得できるよう全力で頑張ります。世界の強豪選手たちと競い合うことや、各地の難コース・硬い氷になる雪質で戦うことで、自分の実力を試し、さらに成長する機会だと捉えています。金メダル獲得という夢を叶えるためには、困難な道のりが続きますが、世界で戦うことで得られる経験を糧に、自分の限界を超えていきたいです。私の夢である「世界一」は数々のスキーヤーが目指しながらも達成できなかったことであるため、私が日本スキー界の新しい歴史を作りたいと思っています。

私はアルペンスキーの競技生活の中で、メンタル面の課題に何度も直面しました。特に大きな大会では緊張やプレッシャーに負け、普段通りに攻めることができずに結果が出せないことが多く、自信を失いかけたこともありました。ジュニアオリンピックや全国中学大会では、何度もあと一歩というところで入賞を逃し、何度も大きな悔しさを感じていました。そんな中、高校1年の全国選抜大会での優勝は私にとって大きな転機となりました。この結果を通して、自分のメンタルの弱さを克服し、成長したことを実感することができました。優勝したことで大きな自信を得て、スキーをする楽しさと自分の可能性を信じる心が芽生えました。その後、世界ジュニア選手権やユースオリンピックといった国際大会に出場し、世界のトップ選手たちと競い合う中で、難コースにフルアタックしていく選手たちから、さらなる強いメンタルが求められることを痛感しました。しかし、今までの経験が自分を支え、困難な状況でも冷静さを保ち、ベストを尽くすことができました。今では、メンタルの強化を含めた自己成長の過程そのものを楽しんでいます。これからも、自分の限界に挑戦し続け、世界の高い壁にも恐れずに挑んでいくことを心から楽しみにしています。目標に向かってひたむきに努力を続け、さらに高いレベルの選手を目指していきたいと思います。。