520
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GO BEYOND な

山田莉園(ヤマダリオン)

アルペンスノーボーダー

私が世界で挑戦しているスノーボードアルペン競技は、スタートしてから旗門という旗を通過しタイムを競う競技です。そしてこの競技には旗門間10−14mのS L(スラローム)と旗門間20−27mのGS(ジャイアントスラローム)の2種目あり、1/100秒でタイムを競い勝敗が明確なところが見所です。左右に並んだコースでタイムを競うパラレル競技が主流でスリルと迫力のある競技です。カービングで滑走する姿はスノーボード競技最速です。私は5歳の時にスノーボードと出逢い、はじめは両親に週末ゲレンデに連れて行ってもらい真っ白い雪の中を風を切って滑るのがとても楽しかったのを覚えています。小学3年生の冬、地元福井県スキー連盟が主催するアルペンスノーボード強化練習会のイベントに参加し、プロスノーボード選手の滑りを初めて見て使っている板やブーツも違うものだったので「同じスノーボードなの?はやくてかっこいい!」と感じ、それをきっかけで地元スノーボードチームに所属し、毎週練習するようになりました。中学生になり2種目とも競技用の板を買ってもらい、本格的にアルペン競技に没頭していきました。当時地元高校生でプロ資格を取得し世界大会に出場していたスノーボードクロス選手と出会い、福井から世界で活躍している選手がいることを知り、自分も「オリンピックに出たい!!」という大きな夢ができました。

2年前初めて海外に出て、国際スキー連盟(FIS)大会や世界ジュニア選手権出場を経験し、心に抱いた夢がこれから目指していきたい目標に変わりました。私の最大の目標は「世界で勝てる選手になり、冬季オリンピックでメダルを獲得する」ことです。その目標を叶えるため、FIS公認大会で上位に入りFISポイントを獲得し世界ランキングを上げていかなくてはいけません。FIS公認大会の国内開催は数試合のみなので、主にヨーロッパ、欧米諸国、アジアで開催されている海外レースに参戦していく必要があります。また大会が行われるスキー場の雪質は日本と異なるため、海外に出向き練習を重ね対応できる技術を身に着けていくことが目標達成のために必要であると考えています。また、冬季スポーツは活動期間が短いため、雪上トレーニングのできないオフシーズンは国内でフィジカルトレーニングに励んでいます。ウェイトトレーニングや有酸素運動などトレーナーさんの力もお借りして計画的に取り組んでいます。目標を達成するため何が必要で何をしなければならないか常に考え行動し進んでいます。

世界で勝てる選手になるためには、強豪国のヨーロッパ諸国の選手に勝っていかなくてはいけません。ヨーロッパ諸国の選手は夏も氷河で練習ができ、年間を通して雪上トレーニングができる環境があります。初めて世界へ出た2年前、海外のトップ選手の滑りを間近で見て見たことのないほどの迫力のある滑りとスピードは衝撃でした。世界で勝つためにはこれが必要だと実感し、どうしたらそのような滑りができるのかと何度も滑りを見返しました。自分なりに分析しフィジカルの強さと滑走技術の差を埋めるべく、現在トレーニングに励んでいます。世界で戦っているトップ選手と一緒に練習することで格段に自分の滑走力が上がったことを実感することができたので、今後もそのような環境を作っていきたいと強く思いました。現在は所属企業や多くの方の応援により海外での活動ができています。目標を叶えることは簡単な道のりではないと思っています。自身のロードマップをしっかり描き、様々な問題や困難が起こってもそれを一歩ずつ乗り越え、必ず世界で勝てる選手に成長していき目標を叶えます。

GO-BEYONDER No.520

アルペンスノーボーダー

山田莉園

2006年1月11日、福井県生まれ。小学3年時に地元のイベントでスノーボードアルペン競技を知り、中学生になり競技用ボードで本格的にスノーボードアルペン競技に没頭する。高校2年時に初めて海外に出てヨーロッパ各国でのFISレースに参戦する。同年、世界ジュニア選手権に日本代表選手として出場する。PSA ASIAプロ資格獲得し、高校3年時よりプロツアー参戦する。世界で勝てる選手になり、オリンピックでメダル獲得を目指し取り組んでいます。

Instagram:https://www.instagram.com/rion_yamada
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100064821613268
その他:https://www.rionyamada.com/

2024年月 全日本ジュニア選手権出場 4位
2024年月 ノースアメリカンカップ出場 12位
2024年月 FISレース アメリカ出場 5位
2024年月 2024STEAMBOAT RACE TO THE CUP出場 8位
2023年月 全日本ジュニア選手権大会出場 2位
2023年月 世界ジュニア選手権大会(ブルガリア)出場
2023年月 PSA ASIA プロツアー第1戦・プロトライアル参戦 プロ資格獲得

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ