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GO BEYOND な

加茂ゆり(カモユリ)

プロボディーボーダー

私は千葉県いすみ市にあるsurf shop Rikky'sを拠点とし、プロボディーボーダーとして活動しています。現在は国内ツアーは回っていませんが、国内外の招待イベント等には出場しています。主な現在の活動は、Happy BB school♪を主催し、様々なプロボディーボーダーを講師に迎えボディーボード教室を開催したり、年1〜2回、Happy BB tripとして国内外に生徒さんを連れてボディーボードトリップをしています。過去にはハワイ、バリ、ベトナム、東台湾、沖縄、宮崎等に行き、その様子は度々海外トリップ、ボディーボード専門誌stoked magazineに特集として掲載されています。また、今までの経験を元に選手に帯同してQSや QSプロジュニア、海外の国際大会に帯同したりもしています。また、先日はJPBAプロボディーボード連盟の大会のMCとしてライブ配信のお手伝いをしたり、選手引退後も様々な分野でプロ活動をさせて頂いています。経営するsurf shop Rikky'sでは、いすみ市サーフィン業組合に所属し、事務局として毎年いすみ市で行われているSURF TOWN FESTA(キッズサーフィンコンテスト.JPBAツアー、プロロングボード招待イベント、飲食ブースやダンスなどのステージイベント、音楽イベントなど)を主催運営しています。自身が経営するsurf shop Rikky'sでも、毎年サーフィンコンテストを開催しています。ボディーボードを始めたきっかけは、スノーボードのハーフパイプで骨折したリハビリがきっかけでした。海で感じる四季や、ロケーション、また、海外で波乗りするようになり、大自然を身体で感じ波に乗る爽快感が私を虜にし、私の人生は、ボディーボードで充実した幸せなものになりました。

私が活動を通して目指している事の一つは、ボディーボード(サーフィン)の普及を目指しています。自分も長年プロボディーボーダーとして、ツアーを回って来て、特にボディーボードは知名度の低さから、スポンサーがつきにくかったり、充分なスポンサー費用を頂けない場合が多く、ライディングで人々を感動させる事ができても、ツアーをフォローする費用が大変な事が多いです。もっと知名度が上がれば世界を目指す若手ボディーボーダーがより楽にツアーを回る事ができ、よりパフォーマンスに集中して世界での活躍も望めます。現在サーフィンの国際大会に帯同する事が多いですが、選手が最大限にコンテストでパフォーマンスを発揮できるような環境づくり、ケアを目指しています。次に地域の貢献に力を注いでいます。サーフィン、ボディーボードは、昔からのイメージもあり、まだ、地域の方々に認めてもらえない部分もあります。私達が組織しているいすみ市サーフィン業組合では、地域のイベント等に積極的に貢献したり、地元小学生に無料でサーフィン体験をして頂くイベントなど、市や、学校と提携して行っています。長年の私達の地道な活動を通して、地域の方々とよりよい環境作りを行っています。そして健康です。ボディーボードを通してお子様からご年配の方まで 心も体も健康に美しく、をモットーに活動させて頂いています。私の主催するHappy BB school♪では、小さなお子様からご年配の方までボディーボードを安全に楽しんでいます。自然の中で、ましてや海で波に乗ることを手軽に楽しめるボディーボードは、楽しく気持ちよく全身運動をする事ができ、体だけでなく心も健康に保ってくれます。私が主催するHappy BB tripでは、初めての海外旅行の方や、小学生から、60代の方までお楽しみ頂き、海外の新しい経験を得てさらには人生の価値観まで変わったとおっしゃる方もいます。最後に、私は25年以上毎年冬をハワイオアフ島ノースショアで過ごしてきました。その時期のノースショアには、世界大会もあることから、世界中からトップボディーボーダー、サーファーが集結します。そこで長年過ごして来た事は、人々との友情や絆を確かな物にしてくれました。そこにスキルアップにくる日本人サーファーが練習や大会に集中できるようにこれからもっともっと貢献していきたいと思います。

世界には様々な波があります。。私達ボディーボーダーは、約100センチのボードに腹這いになり、波を滑りながら技をいれていきます。私はその長いキャリアから、過去に色々な国に行き、様々な波に乗りました。その中で最も印象的な波を紹介したいと思います。1つはハワイオアフ島ノースショアにあるパイプラインという場所です。この場所は、世界最高ツアーである、WSLのCTが行われるほどの世界的な波です。このパイプラインの波はとても大きくトラックが入ってしまうような巨大な穴、チューブを作り出します。ここでの波乗りの仕方は、その巨大な穴に入り、長い時間トンネル内を滑り最後、その穴の出口から出てくる乗り方です。今年2024年2月にこのパイプラインにボディーボーダーが招待されるイベントがあり、私も世界トップのこの場所を貸切で波に乗せさせていただきました。その日はどんどん波が上がる予報で、ちょうど私がおきに向かってパドルアウトをしていると、とても巨大な波が遥かおきに見えました。このパイプラインは、海底がゴツゴツとした岩で、波に巻かれてしまうと、体が当たって怪我をする可能性もあります。その時、私はとても恐怖を感じましたが競技時間内に何とか自分の心を乗り越えて、その巨大な危ない波に乗ることができました。その自分自身の心の恐怖や壁を乗り越えること、それは、まるで、人生の中で、様々な場面と似たような心の乗り越え方でもあります。現在、私が目指す活動をするためにはもちろん、様々な障害や壁もあります。しかしそこであきらめるのではなく、自分の心に打ち勝って、みんながより良い環境に進めるよう乗り越えていくこと、それは私が波乗りで得た強さでもあると思います。現在は、この競技の普及や、サーフィン、ボディーボードを通していろんな世代の方々の生活の充実を目指していますが、たくさんのことを乗り越えて、未来のサーフィンボディーボード界のためにもっともっと実現していきたいと思います。

GO-BEYONDER No.519

プロボディーボーダー

加茂ゆり

皆様こんにちは、プロボディーボーダーの加茂ゆりです。

私は千葉県いすみ市を拠点とし、心も体も美しくを合言葉に毎日Happy BB school♪で沢山の方々にボディーボードを教えています。また、世界を旅するボディーボーダーとして、様々な国にボディーボードを持って旅をし、その様子は度々ボディーボード専門誌で特集頂いたり、SNSを通して皆さんに紹介しています。

Instagram:https://www.instagram.com/yuri_tomoshige_kamo

2024年 パイプラインボディーボードイベント招待選手
     JPBAプロツアーSURF TOWN FESTA 5位
      NSA全日本サーフィン選手権ファイナリスト3回
その他28年のキャリアの中で様々な地域のボディーボードコンテストで数えきれない程の優勝と入賞の実績をもつ 

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