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GO BEYOND な

川口哲平(カワグチテッペイ)

インラインスピードスケーター

インラインスピードスケート現役日本代表の川口哲平です。インラインスピードスケートとは、縦一列に並んだ車輪の付いたスケート靴を履いて1周200mの専用のトラックや市街地を滑走し、タイムや着順を競う競技です。東京オリンピックでは最終選考まで残り、海外では賞金レースなども沢山開催されており、国際的に注目度を向上させてきているスポーツです。私は、小学校4年生の時に兵庫県伊丹市にあるローラースケート場でインラインスケートに出会いました。そして、伊丹ローラースケート場が主催してる初心者スクールに参加し始め、スクール後練習を行なっていたインラインスピードスケートチームを見て、速くてカッコいいという純粋無垢な思いから競技生活をスタートしました。

私は、未来ある子ども達がインラインスピードスケートをずっと続けられるように、日本でインラインスピードスケートの「メジャー化」を目指しています。私のスケート人生での夢は、Itami Speed club(地元クラブ)のメンバーと共に世界選手権に出場することでした。しかし、コロナや色々な問題が起こり、今では叶わぬ夢となりました。正直、共に世界を目指していたメンバーがそれぞれの道へ進むために、チームを辞めていってしまう光景は、自分勝手だと分かっていてもスケートを辞めたいと思うほど、辛いものでした。ですが、新しいチームメンバーやスケート界に関わっていく中で、新たな気持ちが芽生え始めました。それは、未来ある子ども達がインラインスピードスケートをずっと続けられるように、このスポーツを日本でメジャー化させたいという気持ちです。そのために、まずは自分が国際大会で結果を残すこと、また今後のスケート界のために選手強化方法や初心者教室の運営ノウハウについて、海外挑戦を通じて学びたいと考えています。

私は、2023年11月1日から半年以上、このスポーツが世界で一番強い国である南米コロンビアへ行き、現地のプロチームに在籍しながら、自身の競技力向上や選手強化方法、初心者教室の運営ノウハウについて学んできました。今まで日本人選手が南米コロンビアへ行く決断自体も、誰もなし得ることができなかった挑戦でした。このような挑戦こそ、まさにGO BEYONDであると私は考えています。そして、挑戦という経験だけで終わらせるのではなく、学んだことをスケート界に還元する活動も日々行なっています。これからも、私は選手として世界の頂点を目指しながら、スケート界の GO-BEYONDERとして活動を続けていきたいと思います。

GO-BEYONDER No.517

インラインスピードスケーター

川口哲平

2002年3月1日生まれ、大阪府出身。小学校4年生からインラインスピードスケートを始める。高校生の時には、全日本選手権連覇を達成し、JOCジュニアオリンピックカップを2年連続で受賞。その後も日本代表選手として、国際大会に出場しメダル獲得や入賞を果たす。2024年、現在も現役日本チャンピオンとして世界一を目指しながら、インラインスピードスケートをスポーツとして発展させるため、日々活動を行なっている。

Instagram:https://www.instagram.com/teppei_jpn

2024年4月 全日本スピード選手権大会 優勝 日本新記録達成
2024年3月 Colombia National Championships 11位
2023年5月 全日本スピード選手権大会 準優勝

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