516
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GO BEYOND な

小島利治(コジマトシハル)

プロビーチバレーアスリート(スポーツクリエイター)

12歳からインドアバレーを始め、20歳を過ぎてからビーチバレーと出会う。ビーチバレー特有の自然との程よい距離感、また全てのプレーを2人で行う競技特性に惹かれ夏場はよくビーチバレーをするようになる。30代始め頃、日本大使館の専門調査員としてパラグアイ共和国へ赴任。公務の傍ら、現地のビーチバレー代表チームに練習生として参加し、トップレベルでの練習・トレーニングを積み、パラグアイの国内大会で表彰台にも上る。パラグアイでの経験が転機となり、ビーチバレーに対して本気で練習とトレーニングを積むようになる。2016年に日本帰国後、日本国内の大会に参戦するようになり、これまでに培ったキャリア(経験やスキル)をアスリートという立場で活かすため、また社会に還元するために、プロビーチバレーアスリートに本格転向。現在は、①競技におけるトップレベルでの勝負、②スポーツを通じた社会開発推進(スポーツSDGs活動)の2本柱を掲げ『次世代型アスリート』として活動中。

アスリートとしての現代社会における価値を最大限に活かして、人類文明の前進に寄与したい。具体的には、国内外の歴史や文化的背景を捉えた上で、スポーツの持つチカラや身体活動の豊かさを通して2つの社会開発を推し進める。1つ目は競技面での挑戦(大会参戦)を通じて、目標達成の感動やそれまでの過程(プロセス)の豊かさを発信し、人々を勇気付けること。具体的なプラットフォームは、国内外のプロツアー参戦から地方大会まで幅広く存在する。プロセスとしては、これら競技に対する戦略及び戦術の発信や日々の身体づくり(ワークアウト、食生活、コンディショニング等々)を発信する。2つ目はスポーツの持つ価値や汎用性を通じて、社会的弱者支援やスポーツ教育を実施し、人生の選択肢を拡げること。具体的なプラットフォームは、国内外で展開するスポーツSDGsツアー、特別支援学校でのスポーツ教育、児童養護施設でのスポーツ教育、さらには途上国のスラム・低所得地域におけるスポーツ教育活動等。

私にとっての「GO BEYOND.」は、アスリート自身がイニシアチブをとり、経済的、政治的、社会的なステークホルダーらとWIN-WIN且つ協働できるスキームを形成しながら、国内外において継続的にスポーツSDGs(スポーツを通じたSDGsの達成)を展開することである。私はワールドツアー参戦や海外合宿の機会を捉え、現地のアスリート、スポーツ関係者、企業、行政、メディア・プレス等を横断的に繋ぎ、スポーツを通じた社会開発活動を企画し、継続的に実施している。例えば、貧困地域におけるスポーツクラブを一つのプラットフォームとして捉え、スポーツSDGsのミッションやビジョンに賛同するステークホルダーの方々と協働し、各々の持つ特徴やスキルを社会実装しながらスポーツ教育プログラムを展開することである。信頼のおける現地カウンターパートをキーマンとして、私自身は励まし役、起爆剤となることで、現地の人々の考え方や経済流動性にまで非日常的なインパクトを及ぼすことが可能である。彼らがブレイクスルーするために必要な「もう一押し」は、現地の構造的な枠組みに左右されにくい協力者や仲間、まさに日本人アスリートとしての「GO BEYONDER」の存在であると考える。日本以外の国々、特に途上国で日本人アスリートが率先して様々なステークホルダーの懐に飛び込み、情熱と科学のもとにスポーツの持つ独立性や推進力を発揮することで、現地の人では動かすことのできなかった社会課題に対して新たな角度から突破口を見出すことを目指す。私自身がこれまでに培ってきたリベラルアーツ、横断的な人間関係、アスリートとしての立場を活かすことでスポーツの価値を最大化し、世界中の人々と共に「本質的」なSDGsの達成を目指し「GO BEYOND.」し続けていきたいと考えている。

GO-BEYONDER No.516

プロビーチバレーアスリート(スポーツクリエイター)

小島利治

愛知県東海市名和町出身。大学卒業後、JICA海外協力隊員として志願。南米のコロンビア共和国のキンディオ県(コーヒーで有名な山間部)に派遣され、バレーボールコーチとして任務を遂行。帰国後は大学院にて博士課程前期(スポーツ文化・社会科学)を修了し、体育学修士号を取得。その後、日本国大使館専門調査員として在パラグアイ日本国大使館に着任し、政務・経済・文化・広報に係る幅広い職務を遂行。これらラテンアメリカでの公務の傍ら、現地のビーチバレー代表チームに練習生として参加し、トップレベルでの練習・トレーニングを積み、表彰台にも上る。大使館員として国際的なシーンでの政治・経済情勢、文化、そして社会課題を目の当たりにした後、自身のキャリアとリベラルアーツをスポーツというプラットフォームに掛け合わせることで新たな価値を創出し、社会に還元しながら後悔のない生き方をしようと決心し今に至る。

Instagram:https://www.instagram.com/toshi_de_playa/

2023年11月 FIVB PRO BEACH TOUR フィリピン大会 33位
2022年11月 FIVB PRO BEACH TOUR オーストラリア大会 33位
2022年8月   ジャパンツアー 大洗大会 5位 
2021年9月   FIVB WORLD TOUR ポーランド大会 21位
2019年8月   ジャパンツアーサテライト 大崎大会 優勝
2019年8月   FIVB WORLD TOUR FINAL ローマ大会 出場
2019年7月   ジャパンツアー 沖縄大会 3位
2019年5月   ジャパンツアー 平塚大会 5位
2016年3月   パラグアイ国家麻薬対策庁長官より感謝状授与
2014年3月   パラグアイ国内ツアー 3位
2009年3月   日本国外務大臣より感謝状授与 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ