小学4年生の時、世界の第一線で活躍し続けている竹内智香選手が主催された大会・アルペンスノーボード体験会に参加し、滑りとその姿を間近で拝見し憧れを抱きました。私も堪能な英語で外国人選手やコーチと意見を交わして広い世界を見てみたい、世界を相手にできる選手になりたいと強く思いました。 それからはスノーボード上達のためにトレーニングの日々が始まりました。トレーニングといっても小学生の頃は色々なスポーツを楽しんで行っていました。現在はウェイトとロードバイクをメインにオフトレを行っています。また、世界で戦うために英語が重要だと感じてからはどうやって習得するか、自分なりに勉強方法を調べて行動しました。高校3年生で英検準1級を取得し、大学は語学教育や留学を熱心に行っている地元の大学に進学しました。現在は英語と第二外国語はドイツ語を選択し、スノーボードと同時に勉学にも励んでいます。スノーボードは私にとって、何かに全力で取り組む素晴らしさや語学を学ぶきっかけも与えてくれました。スノーボードを通してこれまで海外でたくさんの友達に出会いました。それぞれの国の文化を知ったり、私たち日本人と変わらないこともあったりいつも新鮮な発見があります。「海外の友達と来シーズンも競い合いたい」という思いは、私のモチベーションの1つになっています。 私が今出場している国際大会は、世界トップレベルには及びませんが、この先必ずステップアップし、目指す舞台にたどり着き、より広い世界をこの目で見て視野を広げたいです。そして私が経験したことや感じたことを応援してくれる人たちや同じ競技をする仲間、アルペン競技を知らない人にもアルペンスノーボードの魅力を知っていただけたら嬉しいですし、「私も何かはじめてみよう」など、前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

大きな目標を現実のものとするために現在は国内FISレース・海外で行われる北米選手権やヨーロッパカップ、アジアンカップ、ジュニアレースなどに参戦し、ポイントを上げることを目標としています。しかし実際には経済的な問題もあり私が国際大会に出場できる機会は限られるため、少ないチャンスを確実に繋ぐ必要があります。国際大会に出場した時、海外選手たちのどんなバーンやセットでも速く滑れる強さに圧倒され、自分に足りないものを目の当たりにしました。私には今以上に強いフィジカルや高い滑走技術が必要不可欠です。今年のオフシーズンは今まで以上にトレーニングを強化し、日々自分自身を律して過ごしています。世界への挑戦は始まったばかりですが、私なら世界の舞台で活躍する選手になれると信じています。自分自身を信じ、どんな高い壁も必ず超えていきます。