このスポーツはあまり有名ではなく、マイナースポーツですが、見ていて刺激的で楽しめる競技です。バイクを使ってレースをし、年間を通して各レースのポイントの通算でシーズンチャンピオンを争います。また、排気量、クラスによりますが、トップカテゴリーは360km/sを超えるスピードを出し、1周約2分かかるコースを0.1秒程の僅差の中でタイムを出していきます。今年度は、アジア諸国の6ヶ国を周り、全12戦の中で戦うイデミツ・アジア・タレント・カップというレースにエントリーしています。自分の夢である世界最高峰クラスであるMotoGPクラスに行くために、必ずこのカテゴリーで年間チャンピオンをとる必要があると思って臨んでいます。私がこの競技に出会ったのは、3歳の時です。親がバイクレースを見るのが好きだった影響で、栃木県にあるツインリンクもてぎに世界最高峰のMotoGPを見に行きました。その時に、3歳ながらに自分が1番没頭して出来るスポーツはこれだと大きな衝撃を受けました。また、その時に体験でバイクに乗れるイベントがあり、人生で初めて乗ったバイクに惚れ込んでしまい、親に懇願してバイクを買ってもらいました。それから約13年間このスポーツをしています。
GO BEYOND な 人
三谷然(ミタニゼン)
バイクレーサー
私が海外のレースに出るようになったのは、私の夢を叶えるためです。現在、参戦中のイデミツアジアタレントカップは、私の夢であるバイクレースの世界最高峰のMotoGPクラスに直結するカテゴリーのクラスです。そこできちんと結果を残し、年間チャンピオンを獲得することで一歩夢に近づけると思っています。海外では、もちろんコミュニケーションは英語が中心になってきます。積極的に現地の人、海外の方々とコミュニケーションを取り、話すことで学校などでは習うことのないニュアンスの英語や、使い方、単語などを習得しようと心がけています。英語をより理解することで、今後はどの分野でも英語を使ったり、海外の方々とコミュニケーションをとる機会も増えてくると思うので、将来にも繋がると信じています。また、これは海外に行き始めてから感じたことですがいろんな国を回ると、各国の国民性や、考え方、メンタリティなどが異なり、自分が困った時の考え方や対処の仕方のキャパシティが増えたと感じています。海外での活動を通して、自分の夢を叶えるためにレースに全力で取り組むのはもちろんですが、人間としても成長したいと思い、海外に行っています。
やはり、国内の限られた地域にいると考え方が偏ったり、対処法、マインドが限られてしまうと感じています。それが一概に悪いことだとは全く思いませんが、海外に出て、新しい考え方や対応を学び、自分の活動に応用できた時に、前の自分を超えたと感じます。また、競技的な記録という面においても、日本しか知らなかった自分は、自分で限界を決めてしまい、成長がそこで止まってしまうことが多々ありました。そんな中で、ここもマインドということにも繋がりますが、海外の人たちの取り組みを見ることで、日本に帰ってきた時にここ数年更新できていなかった記録を更新することが多くありました。このような事から、私にとって「超えていく」とは誰かと記録を比較したりして超えていくというよりは、自分が成長することで過去の自分を超えていくということだと思います。これから超えたいと思っている事としましては、やはりまだ自分の限界を決めてしまうことが多々あるので、自分の限界を毎回超えていく能力を身につけたいと思っています。
GO-BEYONDER No.502
バイクレーサー
三谷然
バイクを使い、スピードを競い合うバイクレースをしています。バイクの試乗体験がきっかけで3歳からバイクを始めました。現在はアジア各国をまわりながらシーズンを通して競い合うイデミツ・アジア・タレント・カップというレースに参戦しています。
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2024年3月 アジアタレントカップ Race1:1位 Race2:2位
2023年 アジアタレントカップ 年間5位
2022年 全日本ロードレース選手権 J-GP3 チャレンジクラス 年間チャンピオン