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GO BEYOND な

色川岳宏(イロカワタケヒロ)

マルチアスリート

幼少期から高校生までは競泳に取り組み、その傍ら両親の影響で自転車も小学生の頃から家族レジャー程度に楽しんでいました。競泳引退後は自転車競技というものに親しみがあり大好きだったことと、他の競技でもう1度頑張りたいという思いから、大学入学時に自転車競技の世界に飛び込みました。そこから大学生活4年間は、マウンテンバイクのクロスカントリー競技を中心にロードレースなど自転車競技に打ち込み、大学4年時にはクロスカントリー競技の国内公式戦で自身最高位の4位と、国内でも上位に食い込むことができる競技力を身につけました。その後、大学卒業後は大学院に進学し、そのタイミングで知人からパラトライアスロンナショナルチームのガイド(障害のあるアスリートのレースでの伴走などの役割)のお誘いをいただいたことをきっかけに、競泳のバックグラウンドもあることから自分自身もオフロードトライアスロンを中心とした複合競技の道をスタートさせました。複合競技初年となった2023年シーズンは、オフロードトライアスロン競技「XTERRA(エクステラ)」では国内戦で2連勝でき、2024年シーズンから国内で唯一の上位カテゴリー選手として、上位カテゴリーでの参戦を認められました。今後は海外でのワールドカップを転戦し、世界で活躍できる選手を目指します。

私がこの活動を通して目指していることは世界選手権での入賞です。この競技は日本でのワールドカップなどの開催がなく、世界で戦うためには海外の舞台に出ていくことが必須です。日本で活躍できればいいと思ってしまえば単身で海外に出てまで挑戦する必要はないのですが、日本にいるだけでは見えない世界を見たいという想いから、海外で挑戦することを考えました。海外での競技レベルはかなり高く強豪ぞろいであることは間違いありませんが、そのレベルを肌で感じた上で自分に足りないものを分析し、諦めずに挑戦し続けることで拓ける世界がきっとあると信じています。また、日本ではかなりマイナーな競技でありますが、私の活動を通して多くの方々に少しでもこの競技に興味を持ってもらい、日本での競技の発展に寄与したいです。そして、国内外の活動を通して得た経験を同競技に限らず、沢山の方々に発信することで、選手の育成や挑戦することの魅力・大切さを伝えていきたいと思っています。

競技活動においては、もちろん自分自身との戦い、ライバルとの戦いで常に「GO-BEYOND=超えていく」ことが必要ですが、それ以外にも海外遠征においては言語や文化など外的環境においても「GO-BEYOND=超えていく」必要があります。常に戦い・超えていかなければならない厳しい環境にこそ、挑戦する魅力が詰まっており、そこから新たな発見があると信じています。今後も海外での挑戦を継続し、日本人選手が世界レベルで戦うその姿を思い描いて、日々精進していきます。また、現在は化学系専攻の大学院生として学業に励みながら競技活動をおこなっています。両極端な2つのことを両立することは簡単ではありませんが、学業と競技活動の「二刀流」を目指して全力で活動することでこんなスタイルもあるということを体現していければと思っています。

GO-BEYONDER No.501

マルチアスリート

色川岳宏

2000年8月8日生まれ。宮城県出身。小学生から高校生まで競泳に取り組み、大学で自転車競技を経てトライアスロン競技を始める。パラトライアスロンナショナルチームのガイドを兼任しながらオフロードトライアスロン競技で世界の舞台での活躍を目指して活動中。

Instagram:https://www.instagram.com/irotake0808/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100012123077753

2024年3月 XTERRA World Cup #1(Taiwan) 19位
2023年9月 XTERRA 丸沼 優勝
2023年5月 XTERRA 根の上高原 優勝
2022年9月 Coupu du Japon 京都 Stage 4位(MTB XCO)
2022年6月 Coupe du Japon 白山一里野 Stage 8位(MTB XCO)

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