私は現在スポーツクライミングという競技において、リード、ボルダリングの日本代表として活動しております。元々何でも登る方が好きだったのですが、6歳半の頃にクライミングに出会い、14歳の頃からユースの日本代表として、16歳からはシニアの日本代表としワールドカップや世界選手権、アジア選手権などに参戦するようになりました。また、実際の自然の岩を登るロッククライミングも幼少期の頃から並行して続けております。競技では人工壁を用いますが、私はクライミングの真髄であるロッククライミングにも注力しており、国内外多くの岩場に出向き自身と戦っています。今年は前述した2種目において4月から10月まで、合計11戦のワールドカップが開催されるスケシュールとなっており、その全てに出場する予定です。また、私はクライミングの本場であるヨーロッパでの練習に重きをおいており、ワールドカップ期間中だけでなく、その前後にも現地で海外選手と共にトレーニングを積んでおります。
GO BEYOND な 人
吉田智音(ヨシダサトネ)
プロクライマー
私の挑戦の舞台は主に海外です。初めて日本代表に選ばれた14歳の頃から、スポーツクライミングは私の世界を大きく広げてくれました。挑戦の舞台が日本からアジア、世界へと変わり、飽くなき高みへの欲求から更に練習にのめり込むようになりました。その一方で私の夢の前に立ちはだかる壁はとても大きく、それも更新されていきます。より加速的に成長し続けなければ壁を乗り越えることはできません。自分が天才ではないと気がついたからこそ、挑戦を重ねて、ライバル達の一歩先を想像し、行動する必要があります。しかし、日本に留まっていては加速的な成長は遂げられません。殆どのワールドカップが行われるヨーロッパではクライミングの流行の最先端を走っており、日本人との体格差もある為課題の距離感は日本と比べものになりません。海外で実力を示すにはやはり現地での練習が不可欠だと考え、大学生になってからは個人での長期海外遠征を複数回行って参りました。海外での練習は世界で勝つため、自分に勝つためのチャレンジだと捉えています。
クライミングでは自分の限界を超えていく事が求められます。それは大会はもちろんのこと練習でもです。自分の限界が来てからあと何手出せるかによって勝敗が決まるこの競技では限界を超えるというのは当たり前に出来なければならないものという認識です。また、海外で活躍しようと思うとそこには超えなければならない壁が何重にもなって立ち塞がっています。そこには体格差や言語の壁、シンプルに実力の壁もとても高く感じます。16歳の時、初めてリードジャパンカップで優勝し、シニアで日本一となった後に初めて出場したワールドカップでは絶望する程の世界との差を感じさせられました。なかなか思うような結果が出ず、精神的にきつい時期も少なくなかったです。しかし、海外での挑戦を重ねていく度にその壁は着実に超えていく事が出来ているのも事実です。私は毎年の挑戦を通じて自分の限界を超え続け、着実に目標を達成していきたいと考えております。
GO-BEYONDER No.496
プロクライマー
吉田智音
2004年5月22日生まれ、奈良県出身。
6歳時にクライミングと出会い、すっかり魅了される。
14歳、ついに念願の日本代表に選出され、今年で代表7年目。世界選手権、アジア選手権、ワールドカップ等、現在まで出場した国際大会は30を超える。
大学での学業の傍ら、オリンピック出場や、世界選手権での「優勝」を目標としており、常に挑戦することを忘れません。
現在は、練習の場をクライミングの本場でもあるヨーロッパにも置き、世界を舞台に活動中!
2024年5月3日 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ソルトレイクシティ 29位
2024年4月12日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) 呉江 11位
2024年4月8日 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) 華僑 18位
2023年9月22日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) 呉江 14位
2024年2月10日 ボルダージャパンカップ 2024 多久 (日本) 8位
2023年9月8日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) 2023 コペル 13位
2023年7月14日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) ブリアンソン 3位
2023年7月8日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) シャモニー 11位
2023年6月30日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) ヴィラール 12位
2023年6月14日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) インスブルック 6位
2023年4月8日 ボルダー&リードジャパンカップ2023 倉吉 (日本) 6位
2023年2月25日 リードジャパンカップ 2023 印西 (日本) 3位
2023年2月12日 ボルダージャパンカップ 2023 世田谷 (日本) 27位
2022年9月24日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) ジャカルタ 5位
2022年9月2日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) エディンバラ 13位
2022年9月2日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) コペル 8位
2022年7月22日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) ブリアンソン 23位
2022年7月8日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) シャモニー 9位
2022年6月30日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) ヴィラール 5位
2022年6月23日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L,B) インスブルック 6位
2022年6月23日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L,B) インスブルック 23位
2022年5月27日 IFSC クライミング・ワールドカップ (LB) ソルトレイクシティ 43位
2022年5月6日 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ソウル 20位
2022年4月29日 IFSC クライミング・ワールドカップ (L) マイリンゲン 27位
2022年2月12日 第35回リードジャパンカップ 印西 (日本) 2位
2022年2月5日 第17回ボルダリングジャパンカップ 四日市 (日本) 7位
2021年8月28日 IFSC クライミング世界選手権 ロシア 12位
2021年7月2日 IFSC クライミングワールドカップ (L) クラー二 6位
2021年7月17日 IFSC クライミングワールドカップ (L) ブリアンソン 47位
2021年7月17日 IFSC クライミングワールドカップ (L) シャモニー 26位
2021年6月30日 IFSC クライミングワールドカップ (L) ヴィラール 13位
2021年6月23日 IFSC クライミングワールドカップ (L) インスブルック 20位
2022年2月12日 第35回リードジャパンカップ 印西 (日本) 1位
2018年11月3日 アジアユース選手権2019 中国 1位
2019年8月21日 IFSC 世界ユース選手権 アルコ 3位
2018年11月3日 アジアユース選手権2018 中国 1位