私はスノーボードハーフパイプの強化指定選手として、世界での活躍を目指して活動しています。初めてスノーボードに乗ったのは3歳の時です。小さな時から国内外の色々なハーフパイプを滑っていました。始めた頃はまだ小さくてその頃の記憶はありませんが、気づいた時にはスノーボードが大好きでハーフパイプに夢中になっていました。小さな頃から身近で世界を目指してトレーニングをしている選手をたくさん見て私も早くあのくらい高く飛びたい、あの技をやってみたい、追いつきたいと必死だった事を覚えています。初めて大会に出たのは小学3年生の時です。自分のやりたい技をやった結果、初めての大会とその次の大会では最下位でした。すごく悔しかったです。でも諦めずに同じ技を練習し続けて、次の大会で優勝できた時には本当に嬉しくて、諦めずに練習する事、挑戦する事の大切さを身をもって感じる事ができました。その経験から、私は常に挑戦し続けるという事を大切に競技をしています。そして昨シーズン、競技を始めた頃から目標としていた初めての全日本選手権で優勝する事ができました。
GO BEYOND な 人
工藤璃星(クドウリセ)
スノーボードハーフパイプ
私はオリンピックやXGames等の国際大会に出場し、世界で活躍できる選手になる事、そしてその中でも世界一かっこいいと思ってもらえるような選手になりたいです。スノーボードは同じ技でも選手それぞれのスタイルがある事が魅力だと思います。技の難易度はもちろんですが、私だけのスタイル、かっこよさを追求し日々トレーニングをしています。海外でトレーニングをしていると、色々な国の選手の滑りをたくさん見ることができるので、とても勉強になります。私が憧れる選手がいるように、私の滑りやスタイルを見てスノーボードに興味を持ってもらえたり、あんな風にかっこいい滑りをしたいと憧れをもってもらえるような選手になりたいです。そしてそこには人間性も必要だと考えます。私は小さな頃から海外にも連れて行ってもらっていたので、周りの先輩方にたくさん手を差し伸べてもらい、たくさんサポートをしてもらいました。私も人間性を磨き、私をサポートしてくれた先輩方のように、技術だけではなく人としても憧れを持ってもらえるような選手になります。
私は競技を始めてから大切にしている事が2つあります。ひとつめは挑戦することです。色々な技に挑戦してみる事で新しい発見があります。挑戦には恐怖心が生まれることもありますが、勇気を持って挑戦し、その恐怖を乗り越え、技が成功した時にはとてもうれしく自信がつきます。そこでついた自信がまた次の挑戦に繋がります。ふたつめは今までの自分を超える事です。ただ優勝するのを目標にするのではなく、前回の大会よりも今回の大会、昨日の滑りよりも今日の滑りと今までの自分を超えた滑りをする事を意識しています。昨シーズンの全日本選手権では新しいルーティンに挑戦しました。決勝3本のうち2本失敗してしまいましたが、最後まで諦めないで挑し続けた事で今までの自分を超えることができました。意識して取り組んできたことを全日本選手権という大会で発揮することができ、すごく自信に繋がりました。挑戦し、今までの自分を超える。これを繰り返して行く事で私は強くなれると思います。これからも今までの自分を超えて行く事を意識しながら、常に挑戦し続けていきます。
GO-BEYONDER No.491
スノーボードハーフパイプ
工藤璃星
2009年8月28日生まれ、北海道札幌市出身。
3歳からスノーボードを初め、小学2年生から本格的にハーフパイプを始める。11歳の時にジュニア強化指定選手に選ばれ、13歳で初出場となる全日本選手権で優勝。
2024年2月に行われたユースオリンピックで優勝し、現在は2026年ミラノオリンピック出場に向けて活動中。
Instagram:https://www.instagram.com/rise._.kudo/
2024年3月全日本選手権大会 3位
2024年1月ユースオリンピック 優勝
2023年3月全日本選手権大会 優勝
2023年3月ジュニアオリンピックカップ 優勝