私はスキーのモーグル競技をしています。モーグルはコブ斜面を滑りながらコース途中にある二つのエアーを飛び、ターン点・エアー点・スピード点の3つの合計点を競う競技です。私はもともとアルペンスキーをやっていましたが小学2年生の時に急斜面のコブを滑っている選手を見て自分も滑れるようになりたいと思ったのがきっかけでした。その後、モーグルのイベントに参加し、世界トップレベルの選手に直接教えてもらい、少しでもコブを滑れるようになった喜びやトップ選手たちの滑りに憧れ、自分ももっと上手に滑りたいと本格的に競技の道に進みました。現在、冬は北海道札幌市にあるばんけいスキー場(モーグル大会コース)を拠点としてスキーの基礎技術の向上やターン、スピード、エアーの各種技術の強化を目的に日々トレーニングしながら、大会で上位を目指しています。夏のオフトレ期間(5~11月)はウエイトトレーニングによる筋力アップ、トランポリンやウォータージャンプでのエアー技の練習、身体操作性や体力向上と毎日異なる練習メニューをこなして努力しています。
GO BEYOND な 人
佐藤青葉(サトウアオバ)
モーグル選手
私の将来の目標は2030年冬季オリンピックに出場し、メダルを獲得することです。その実現に向けて、SAJ(全日本スキー連盟)の強化選手(S・A指定)を目指し、FIS世界選手権やワールドカップに出場して好成績をおさめることが必要です。今年はSAJ強化選手のD指定に選出されたため、早く指定ランクを上げられるように努力を惜しみません。今シーズンの目標はジュニアオリンピック総合優勝、全日本選手権決勝進出です。どちらも簡単には達成できない目標ですが、目の前の目標を一歩ずつクリアして、オリンピックに近づいていきたいです。 また、昨今はスキー人口の減少にともにモーグルの競技人口も減っています。モーグル競技の活性化させるために、子供のころの自分がそうであったように皆から憧れる魅力的な選手になりたいと思っています。
私の「GO BEYOND」は自分の限界を超え、世界のトップレベルに挑むことです。私は日々のトレーニングや大会を目前に限界を決めてしまい十分に力を発揮できなかったり、諦めようとしたことがこれまでにありました。しかし、私の目標である「オリンピックでメダル獲得」は自分で限界を決めてしまうと絶対に到達できません。毎日小さな限界を突破していくことが自分自身に自信をつけ、モチベーションを高めてくれます。これまでは小さな目標を日々のトレーニングや国内大会の中で見出し、経験値や技術向上につなげてきました。これからはその目標を徐々に世界の舞台に広げ、国際大会でも臆することなく自分のパフォーマンスを発揮し活躍できるようになりたいです。今回がその第1歩ですが、海外でのトレーニングや生活が今後の経験につながる充実したものになるよう応援して頂きたく今回応募しました。
GO-BEYONDER No.481
モーグル選手
佐藤青葉
2007年7月15日、北海道生まれ。2016年にモーグルを始め、2019年に公式戦に出場。2030年のオリンピック出場を目指して活動中。
Instagram:https://www.instagram.com/snow_blue_2007
2024年3月 第44回全日本スキー選手権大会種目デュアルモーグル 13位
全日本ジュニアスキー選手権大会種目モーグル 高校生の部5位
2023年3月 全日本ジュニアスキー選手権大会種目モーグル 中学生の部5位
2022年3月 第42回全日本スキー選手権大会種目モーグル 出場
2021年1月 第21回ばんけいモーグル競技会 B級 2位