480
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GO BEYOND な

菅田崚馬(スガタリョウマ)

スパルタンレース日本代表

スパルタンレースとは世界最大級の【障害物レース】です。 世界40カ国以上の国で開催されており、年間100万人以上が参加する規模のレースです。 レース内容は、5km〜20kmのランニングコースの中に20個〜30個の障害物を超えゴールする競技です。障害物には、壁を超える、ロープを登る、雲梯をする、重りを運ぶ、炎の上を飛ぶなどの全身を使ったエキサイティングなものです。 開催される場所や環境も様々で、今まではパーク内、スタジアム、スキー場、ビーチにて開催されていて、世界大会は砂漠で行われています。これらの開催地を踏まえ、実際にどんな環境を走るかご想像着きますでしょうか?笑 川や森の中など普段走らないような場所もレースの一部となることもスパルタンレースの魅力の一つでもあるかもしれませんね。 私が出場したきっかけはスポーツショップにてポスターを拝見したことです。内容が気になりネットで検索し、海外でのレースの様子を見て、数々の障害物を実際に挑戦してみたい、過酷さが故に生み出す達成感を得えてみたいと思い、レースをはじめました。 初出場は2017年10月21日のさがみ湖リゾートプレジャーフォレストにて開催されたレースに友達と2人で挑戦しました。台風が関東地方に接近している中での開催ともあり、雨風の中、木や枝を掴みながらでないと登り降りができないほど滑る斜面や、1mほどの深さがある沼地の中を走ったと、とにかく泥だらけになりながらレースに挑みました。出てくる障害物も雨と泥で非常に滑りやすく困難な状況でした。 計10kmのコースに25個の障害物を超えてゴールするのに約2時間30分ほど掛かりゴールすることができました。私と友達の2人で完走Tシャツと完走メダルを手に入れ、過酷な挑戦を乗り越えた達成感を共に喜びあったことを覚えております。 この経験がとても刺激的に感じ、レースに参加したことへの喜びがとても大きく、また出場してみたいと思いまた出場してみたいと感じました。

海外にチャレンジしようとしたきっかけは世界大会(WorldChampionShip)の存在を知り、1人の日本人として世界のレーサーと戦い、活躍する姿をお見せしたいと思ったからです。 オリンピックやワールドカップなど、どのスポーツにおいて日本人の方が世界を舞台にして懸命に戦う姿や素晴らしい結果を残す姿に応援したいという気持ち、私も頑張りたいというモチベーションの気持ちを与えてくれます。私自身の世界を通じての実力を求める機会としての挑戦ももちろんありますが、その挑戦する姿を影響力として返還できるようにという思いで去年(2023年)から日本レースのみならず世界各国のレースに挑戦することを決めました。 世界のレースに出場する中でとても実感した経験は、言語の壁は同じ競技を通じて無くなることです。外国語の知識がない私でもレース会場に着いた瞬間からレース中、レース後と言語が通じ合わなくても互いに挨拶し、応援し合う讃え合う経験をしました。レースの結果として順位はつきますが、過酷なレースに挑戦しゴールを目指すという同じ境遇を言葉だけでなくボディランゲージを使った全身でコミュニケーションできることが日本レースのみだと味わえない経験ではないかなと思いました。

誰も想像できないことを成し遂げるために自分を超え続けていくことです。 スパルタンレースという競技自体がまだ歴史の浅いものですが、毎年各国で開催されていて世界大会もある競技です。その中でとある日本人が世界のより脚の速い選手、何百キロも走れるタフな選手、身体が大きな選手を相手に勝ち、世界大会の舞台で1番速く過酷な障害物を超えて優勝する姿をお見せしたいと志しています。 そして日本においてスパルタンレースに挑戦したい方や楽しむ方を増やし、より盛り上がりに繋がればと望んでいます。日本で野球やサッカー、テニスと幼少期から触れる機会のあるスポーツのようにスパルタンレースも1つのメジャースポーツとして発展していくことを最終目標として挑戦し続けています。 上記ことを実現するために、そして応援し続けてくれる方へ想像以上のものを与えられるためには、まず今の自分自身の実力や可能性や限界を超え続けていかなくてはいけないので日々頑張ります。

GO-BEYONDER No.480

スパルタンレース日本代表

菅田崚馬

1998年11月22日生まれ、千葉県流山市出身。
幼少期から高校生までサッカー、小学生に器械体操、部活動でバスケットボールや駅伝部として色々なスポーツを経験してきました。
どのスポーツも他校の子や県レベルで戦うことすらできない程のレベルでした。ですが幼い頃から友達と放課後に毎度夕暮れになるまで鬼ごっこや木登りをしていた経験が功を奏したのか、どのスポーツをしていてもよく言われることが「りょうまは疲れ知らずだな」とタフさを評価されてきました。
そんな中、走る+障害物を越えるの両立競技で、全身のタフさが求められるスパルタンレースに出会いました。インターハイ等の出場経験がなく実績もない無名の選手が優勝し、日本代表になり世界のレーサーと戦っていることを振り返ると競技の適性についておもしろさを感じますね。

 

Instagram:https://www.instagram.com/ryoma_sugata/

【2024年】
2月17日 茨城SPRINT 5k ELITE 優勝
【2023年】
12月2日 滋賀SUPER 10K ELITE 優勝
11月26日 アジア選手権 SUPER 10k ELITE 2位
11月17日 フィリピン ELITE SERIES 3K 2位
10月29日 マレーシア SUPER 10k ELITE 優勝
9月23日 新潟BEAST 21k ELITE 優勝
8月6日 タイ SUPER 10k ELITE 優勝
8月5日 タイ BEAST 21k ELITE 2位
5月26日 千葉SUPER 10k ELITE 2位
2月18日 茨城SPRINT 5k ELITE 2位
【2022年】
12月3日 大阪STAGION 5k ELITE 優勝
2月19日 茨城SPRINT 5k ELITE 3位
【2021】
9月18日 新潟SUPER 10k ELITE 優勝
7月10日 横須賀SPRINT 5k ELITE 優勝

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ