私は2020東京オリンピックに出場しましたが、結果を残すことができず悔しい思いをして日本と世界とのレベルの差を改めて実感しました。2017年から日本代表選手として活動する中で多くの国際試合を経験し、個人としてのレベルを上げたい気持ちや自分自身がどこまで海外で通用するのかを試してみたいと思い、今年から海外チャレンジしようと思いました。実際に海外でプレーする事で普段のトレーニング内容やホッケーをする環境、競技に対する個々の意識や考え方など日本国内では経験することができないことを学びたいと思いました。今年からの海外チャレンジで沢山の経験を積み、来年に開催されるパリオリンピック、2026年に日本で開催されるアジア大会、2028年のロサンゼルスオリンピックまではトップレベルを目指して日本代表選手として出場できるように目指しています。自分自身のホッケースキルの向上はもちろんのこと、日本のホッケー界にも良い影響を与えていけるような人材を目指したいと思っています。またこの海外経験をこれからの若い選手や日本代表を目指す未来の子ども達に夢や希望を与えていけるようになりたいと考えています。日本ではまだあまり知られていないスポーツでもあるので、少しでも多くの人に〝ホッケー〟の楽しさや魅力を伝えていきたいです。

「GO BEYOND.」＝「越えていく」という言葉は、「今日の自分を超える」という意味に感じました。 何か自分の目標や達成することに向けて努力することに限界はなく、常にその日の自分を越えていくという気持ちと心構えが大事だと思っています。ホッケーはもちろんのこと、トップアスリートとしての人間性や行動や言動、競技に対するメンタル面も世界で戦っていくためには、とても重要であることを代表活動や実際に海外でプレーして実感しました。今年からの海外チャレンジは新しい場所での慣れない生活リズムや環境、ホッケースタイルや言語の違いなども多くあり楽しいことだけではなく苦痛を感じることもありますが、その中でも海外でプレーが成功した時やチームで試合に勝った時の達成感や嬉しさは私にとってすごく特別なものであり、この競技を続けていて良かったと感じることが多くあります。日本国内でプレーするだけでなく、様々な国での経験をすることによってホッケーというスポーツの楽しさを更に感じることができます。ホッケーをしていく中で新しい出会いや人との繋がりも作ることができ、〝人間性〟も含めて成長できるような海外チャレンジにしていきたいと思っています。これからも新しいことに挑戦しながら新しい発見や成果、失敗も含めて今後の自分自分の課題や改善を見つけていきたいと思います。新しいことに思い切ってチャレンジすることは人生においても大事なことであり、成功だけでなく失敗から学べることも多くあると思うのでこれからも「越えていく」気持ちを大切にしていきたいです。