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GO BEYOND な

沓名舞子(クツナマイコ)

パデルプレーヤー

パデルはスペイン発祥のスポーツです。テニスコートの周りがガラスや金網で囲われているコートでプレーします。 カウントや基本的なルールはテニスと似ており、直接ガラスに当たるとアウトになってしまいます。 ガラスに当たって後ろからボールが来たり、スマッシュを打ってもガラスに当たって前に飛んできてしまうため、ラリーが長く、多彩なショットが繰り出されるのが特徴です。 パワーやスピードも大事ですが、戦術も重要なのが魅力のパデルは、日本人でも勝てる可能性を秘めているスポーツだと感じています。 スペインではサッカーの次に競技人口が多い国民的スポーツで、ヨーロッパや南米で人気のスポーツとなっています。 私がパデルに出会ったのは大学3年生の春、大学の同級生に誘われたのがきっかけでした。 大学2年生で成長に限界を感じ、小学2年生から始めた硬式テニスを辞めてしまった私にとって、パデルはショットの種類が多く、戦術も多種多様で、できることが増えれば増えるほど、もっと高みを目指したくなり、常に伸び代を感じられる最高なスポーツでした。

2019年から日本代表として活動してきた中で、コロナの影響で2年連続開催となった2021年、2022年に行われた世界大会がターニングポイントになりました。 1年間で日本も成長したと感じていましたが、世界の成長スピードは著しく、実際に日本は14位から16位とランキングを落とすことになりました。 2大会とも主力メンバーとして出場させていただき、このままでは世界に差をつけられてしまうと感じました。 現在日本では日本ランキングへのポイントが付与される国内大会が年間を通して開催されていますが、世界ランキングへのポイントが付与される国際大会の開催は年間2回にとどまっています。 今までは国内大会にエントリーしていましたが、これからは世界と戦うために海外で開催している国際大会へエントリーをすることに決めました。 海外の選手とたくさん試合をし、世界のレベルや差を肌で感じ、世界ランキングを獲得して自分の位置を明確にしていきたいです。 日本では学べない海外のパデル、思考、フィジカル全てを吸収していきたいと思います。

国際大会を回るにあたり、目標はWorld Padel Tour(WPT)への出場です。WPTは世界最高峰のツアー大会で、スペイン代表やアルゼンチン代表のプロ選手が出場する大会です。 予選に出場するための最低ボーダーラインは世界ランキング100位以内になります。100位以内に入るには安定した戦績を国際大会で残していくことが重要です。 狭き門ですが、トップ選手でも日本人と同じような身長の選手もいます。世界ランキング100位以内を目指し、目標を達成したいと思います。 今までの海外遠征経験が少ない私にとって海外にいくことが過去の自分を超えることになります。 日本人選手でもパデルなら体格差関係なく、戦えることを証明し、世界を目指している未来の日本代表のロールモデルになることで希望を与えられるようになりたいです。

GO-BEYONDER No.376

パデルプレーヤー

沓名舞子

1997年8月11日生まれ。埼玉県出身。7歳から硬式テニスを始め、東京国際大学で大学2年生まで体育会硬式庭球部に所属。大学在学中に同級生を通じてパデルに出会う。 2022年に全日本選手権優勝、日本ランキング1位を達成。2019年〜日本代表として活動し、2021年、2022年世界大会に出場。現在は海外の国際大会に出場し、世界ランキングTOP100を目指す。

 

Instagram:https://Instagram.com/maikoruakuson

Facebook:https://facebook.com/maikorujakusondayo

Twitter:https://twitter.com/maikorujakuson_

受賞歴

    •  ・2022年 11月 World Padel Chanpionship(世界大会)出場 16位
    •  ・2022年   9月 FIP RISE O WEST(国際大会) 準優勝
    •  ・2022年   3月 全日本パデル選手権大会 優勝
    •  ・2021年 11月 World Padel Chanpionship(世界大会)出場 14位
    •  ・2021年   3月 全日本パデル選手権大会 準優勝
    •  ・2020年   3月 全日本パデル選手権大会 準優勝
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