私は、スノーボードスロープスタイル・ビックエア競技をしています。 2018年平昌オリンピックから新しく正式競技となったのが、「ビッグエア」です。30m以上の高さがある急斜面を滑降し、キッカーと呼ばれるジャンプ台から飛びだし、空中で技を見せる競技です。 一発勝負のダイナミックなジャンプが魅力です。 「スロープスタイル」は、選手がレール・ジャンプ・アイテムなどを通過しながらコースを滑り降りる採点競技です。高いポイントを得るために、ジャンプの回転数・独創性・完成度が必要です。 私がスノーボードと出会ったのは、3歳の頃で父親にスキー場に連れてって行ってもらったのがきっかけです。 新潟のスキー場で初めて雪の上にボードで乗って滑っている感覚がとても新鮮で楽しかったことを鮮明に覚えています。 そこからスノーボードを始め、中学2年次にはプロに転向し、高校生になると日本代表の強化選手として世界の大会を転戦するようになり、今現在も1年で半年以上は世界を転戦しています。
GO BEYOND な 人
飛田流輝(トビタルキ)
プロスノーボーダー
私がスノーボードスロープスタイル・ビックエア競技で目指している目標は、オリンピックで優勝することです。 2022年の冬、夢の舞台である冬季オリンピックに初出場することができました!しかし大会では思うような結果を残すことができず、悔いの残る大会となりました。 現在は多方面から自分を見つめなおし、自分に足りない部分を改善し4年後のオリンピックに向けて再始動しています。 また自分が世界で活躍することで、応援してくれている方々へ恩返しすることを目指しています。スノーボードビックエア・ハーフパイプはまだまだ、日本では認知度が低くヨーロッパとの注目度の高さをとても感じます。 日本でもメジャーなスポーツにするためにも、もっともっと自分自身が活躍する場を増やしていきたいと考えています。
スノーボードビックエアでは約25メートルほどのジャンプを飛び、ダイナミックなエアーや5回転といった回転技も魅力です。 また、スロープスタイルのジブセクションでは様々なアイテムがあり、自分自身でコースやアイテムを選ぶといった他の人と違うラインを見つけることもでき、観ていても迫力があるスポーツです。 しかし、一歩間違えれば大怪我と隣合わせのスポーツです。その怪我をなくすためにもオフシーズン、マット施設での高回転の練習、そして万が一転倒してしまった時受け身が取れるようウエイトトレーニングなどを行い、いつでも全力を発揮できるように常に心技体を意識して練習しています。 大技に挑戦するときは足が震えるほど怖いです。ですが、その恐怖心を乗り越え大会で自分自身のパフォーマンスを発揮することができた時、自分自身を超えていったと強く思うのです。 私自身が決めた目標に向かいそのために、毎日のコンディショニング、そしてウエイトトレーニング、技術練習といった事を忘れずに日々の自分自身を超えていくという意味もGo beyondだと思います。 これからもGO beyondの一員として限界を超えていきたいです。
GO-BEYONDER No.369
プロスノーボーダー
飛田流輝
1999年5月7日生まれ、東京都出身。 3歳のころ父親にスキー場へ連れて行ってもらいスノーボードを始める。中学2年生でプロに転向し、高校生から日本代表として世界を転生。 2019年~2020年シーズンは、World Cupスロープスタイル年間チャンピオンにも輝き、2022年の北京オリンピックにも出場した。 現在もWorld Cupなど世界大会を周り、2026年イタリアで開催されるオリンピックで世界一になるために日々奮闘している。
Instagram:https://www.instagram.com/rukitobita/
Twitter:https://twitter.com/tobitaruki
受賞歴
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- 2022年 10月 スイス / クール ビックエア 2位
- 2022年 3月 チェコ / スピンドルフ スロープスタイル 6位
- 2022年 2月 中国 / 北京オリンピック スロープスタイル 19位・ビックエア 29位
- 2021年 12月 アメリカ / スチームボード ビックエア 12位
- 2021年 3月 世界選手権 4位
- 2020年 1月 イタリア / セイザアルム スロープスタイル 2位
- 2020年 2月 カナダ / カルガリー スロープスタイル 2位
- 【2019年~2020年 World Cupスロープスタイル年間チャンピオン】