私は2021年、2022年とパデル日本代表として団体戦で世界大会に出場しています。
もともと世界大会は2年に1度しかなく、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で開催されていました。
出場した2022年の世界大会時に、世界と戦える手ごたえが少しだけあった一方で、世界との経験値が圧倒的に足りない事で接戦に持ち込めても勝つことが出来ないという悔しさにぶつかる事になりました。
その悔しさの中で「世界で勝てる選手になりたい」と感じた時に、国内だけでトップを目指すのではなく、自分自身で世界にチャレンジする事が必要だと思い、団体戦の世界大会がない2023年から個人戦で世界大会に挑戦しようと決意しました。
また、私自身平日は会社員で仕事をしながら競技をしています。会社員だからスポーツや今の限界に挑戦するのは難しい。と諦めるのではなく、自分で挑戦する環境を整える努力を全力で行い、限界に挑戦したいと思うようになりました。
これまで個人戦で世界に挑戦している選手は日本で男子選手が数名です。女子選手ではまだいません。
女子選手でも挑戦する姿を見せる事で、日本のパデルでも女子選手が海外へ挑戦出来るという事を知ってもらい、今のジュニアや若い世代の選手がチャレンジする環境を作れるようファーストペンギンになりたいと思っています！

「世界から見た日本人の限界を超える」
日本のパデルはアジアではトップクラスでありますが、世界(特にヨーロッパ）に出ると日本人がパデルをしていることすら驚かれるレベルで認知もまだまだ低い状況です。そんな中で「日本人も世界に通用するようなパデル選手がいるんだ」と思ってもらいたい。
世界大会に過去2回出場しましたが、年々海外選手からの日本人選手の印象はよりよくなってきていると思っています。
世界での日本のポジションを私たちが変えられるようになりたいと思います。
「会社員とスポーツ選手の両立の限界を超える」
仕事が忙しいから自分のやりたいことが出来ない。と諦める大人になりたくなくて、ならば前例作っちゃえば良い！と自分の中の限界を超えるきっかけになったのがパデルでの日本代表としての選手活動です。
もともと日本代表になってからもしばらくは会社に伝えておらず、スポーツをしているから仕事がおろそかになると思われたくないという反骨精神から「何事にも全力投球」をモットーに常に自分の限界を超える事を目指して頑張っています。