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GO BEYOND な

梶原久紗子(カジワラヒサコ)

モーグルスキーヤー

私は、姉の影響でモーグルという競技に出会いました。 始めた頃は、姉にくっついて後ろをただ滑っているだけでしたが、今では、札幌市にあるTEAMBANKEIというチームに所属をして、競技を行なっています。 モーグルは、ターン、エアー、スピードの3つの観点から点数をつけて順位を決める採点競技です。そのため、ターンだけやエアーだけを練習するのではなく、3つの採点項目のバランスを考えて練習することが必要となってきます。 モーグルコースを滑るだけではなくいろいろなコースを滑り、慣れることで、どんなコースでも恐怖心を無くして楽しんで滑ることができます。 また、オフシーズンには、ランニングや筋トレはもちろんのこと、空中感覚を補うために、トランポリンを飛んだり、体操を体験したりと様々なトレーニングを行います。 特に、1シーズン通して、大会で全力を出し切る力が必要となってくるため、基礎体力を鍛える有酸素運動トレーニングを重点的に行います。

モーグルにおいての最終目標は、オリンピックに出ることです。そのために、海外遠征や国際大会に出場するなど、国内外でたくさんの経験を積んでレベルアップしていく必要があると思います。 日本国内に比べ海外の大会のレベルが高いため、遠征中に大会に参加し、自分自身の技術アップへ繋げて行きたいと思っています。 また、技術面の向上だけではなく、海外の方々ともコミュニケーションを取るなど、人としても海外で通用していけるように成長していきたいです。 英語を話せるようになることでさまざまな考え方を自分に身につけることができ、色々な方面から物事をもみて考える力を養えるように成長したいと思います。そして、モーグル競技の普及についても考え活動しています。 自分が成績を出すことで、モーグルをしたいと思ってもらえる子供が増えたり、競技・大会などを見たいと思うファンや観客が少しでも増えることで、競技の活性化につながり、今の選手の意欲などにもつながり日本、海外含めて、競技普及の力になればいいと思っています。 モーグルの競技人口は減少しており、他のスキー競技に比べても少ないのが現実です。 競技人口が少ないと、今の選手自身もこれから始めようとしている選手のモチベーションも下がってしまう原因になってしまうかもしれません。少しでも、競技人口が増え、楽しくモーグルを行なえる選手の普及に少しでも力になれればと思います。

自分を超えるということが、目標達成の第一歩になると思っています。自分の弱点を克服し、成長していくことが自分を超えるということだと思います。 大会で自分自身の力を発揮する為のメンタルとフィジカルを今よりも鍛えることが必要だと考えています。 まず、メンタルを鍛えるために物事をプラスに考える力をつけること、考えた上でそれを実行することができる力を付けることを意識しています。 人は、これをしないようにする、ここではあれをやらないなど、ないという言葉で考えてしまうことが多く、その言葉によってマイナスの方向に考えてしまいます。 ないではなく、ここでこうするという、するという言葉への変換によってプラス思考になるきっかけになります。また、考えた事を実行するための心の余裕を持って行動して行きたいと思います。 フィジカルを鍛えるために、疲れない身体を作り最後まで自分の力を全力で発揮できる体力・筋力を付けるために自分にあったトレーニングを行いたいと思います。 基礎体力をしっかり行い、がむしゃらに人と同じようなトレーニングを行うより、自分の欠けている部分のトレーニングを行うことが近道になります。 メンタルとフィジカルを鍛え、自分という壁を越えるということが私が考えるGO BEYOND.です。

GO-BEYONDER No.366

モーグルスキーヤー

梶原久紗子

小学校4年生から公式大会に出始めた。 高校1年生でジュニアオリンピック総合3位。 コロナ禍でなかなか国際大会に出場できずにいるが、日々精進中。

Instagram:https://www.instagram.com/0425hisako/

受賞歴

    • 2023年 1月 ばんけいモーグル 2位
    • 2022年 3月 全日本スキー選手権大会MO 20位
    • 2022年 3月 全日本スキー選手権大会DM 17位
    • 2022年 3月 JOCジュニアオリンピックカップ モーグル 3位
    • 2022年 2月 北海道スキー選手権大会DM 4位
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