両親の仕事の都合で、生まれたときから、毎年夏にハワイマウイ島に滞在していたので、そこで、サーフィンをするようになりました。 2021年に、高校1年生でプロ公認資格を取得し、現在通信高校に在学しながら、プロサーファーとして活動しています。 2022年から本格的に日本のプロツアーと海外の大会を回るようになりました。 海外のサーフィンの大会WSL(ワールドサーフィンリーグ)は、アジア枠でのQS(クオリファイシリーズ)のツアーをまず周り、アジアランキングトップ4までに入ると、次のCS(チャレンジャーシリーズ)ツアーを回ることができます。 CSのツアーの中でランキングトップ5までに入ると、世界最高峰のCT(チャンピオンシップツアー)を回れる資格を得ることができます。私はCTに参戦することが最大の目標です。 今年は、はじめてQSに参戦し、2022年12月現在、アジアランキング4位につけています。CSにクオリファイされるように今後も世界にチャレンジしていきたいです。 また、今年はパリオリンピック特定強化指定選手にも選ばれました。WSLのツアーとは別に、オリンピックの日本代表選手になることも目標です。
GO BEYOND な 人
佐藤李(サトウスモモ)
プロサーファー
ハワイ滞在中に現地の学校に通っていたことがあったのですが、ハワイでは、先生も生徒も、様々な人種の人たちが生活していて、学校生活の中でも、みんなそれぞれ個性があって、文化も違って、いろいろな世界があるんだなと感じました。 海でサーフィンをしていても、日本とは違った雰囲気があり、そうした経験をすることで、自分の視野がとても広がったと思っています。 サーフィンで選手を目指すようになってからも、視野を広く、日本だけではなく、世界に通用する選手になりたいと思ってやってきました。また、2022年は、小学生に海やプールでサーフィンを教えるイベントに参加したり、小学校で講演会をしていただいて、自分が経験してきたことや感じてきたことなどを、お話をさせていただきました。自分がサーフィンを始めたり、がんばってこれたのは、憧れのプロサーファーがいたからというのもあって、私も、そんな風に、誰かに影響を与えられるようなプロサーファーを目指しています。
私は小さいころから、特別運動ができたわけではなく、とても怖がりで、慎重派でした。サーフィンを始めてからも、大きな波が怖かったり、すぐに技ができるようになっていったわけではありませんでしたが、目標に向かって、毎日毎日コツコツ努力を重ねていく事で、大きな波もクリアーしていき、できなかった技もできるようになり、プロサーファーになることも出ました。 小さな積み重ねで、自分の前にあった壁を乗り越えていく事が出来、それが自信にもつながったと思います。そして振り返ってみると、自分の成長をとても感じることができました。 これからも、成長し続ける事ができるように、自分の可能性を信じて、チャレンジしていきたいと思っています。
GO-BEYONDER No.355
プロサーファー
佐藤李
2005年10月20日、静岡県生まれ。幼少期から両親の仕事の都合で、毎年夏はハワイマウイ島で過ごし、サーフィンを始める。2021年、高校1年生から本格的に試合をまわるようになり、9月にプロ資格を獲得。 世界のトップ選手を目標に、2022年から世界ツアーに参戦、アジアランキング4位につける。2022年、大きな波でのサーフィンが評価され、パリオリンピック特定強化指定選手に選ばれる。
Instagram:https://www.instagram.com/sumomo_sato/
受賞歴
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- 2024年 パリ五輪特定強化指定選手
- 2022年10月 WSL QS1000 Siargao international surfing cup(フィリピン)3位タイ
- 2022年 9月 WSL ホワイトバッファロー御前崎プロジュニア 4位
- 2022年 7月 第3回 なみのり甲子園(志田下)準優勝
- 2022年 7月 JPSA 特別戦 さわかみチームチャレンジ 福島 クイックシルバーロキシーチーム 準優勝
- 2022年 6月 WSL QS 5000 Nias Pro(インドネシア)13位タイ
- 2022年 6月 WSL QS 5000 Krui Pro(インドネシア)5位タイ
- 2022年 4月 NSA ジュニアオープン選手権大会(千倉)4位
- 2021年 9月 JPSA 第3戦 茨城サーフィンクラシックさわかみ杯 プロ公認獲得 7位タイ