私は4歳でスノーボードを始めました。両親が趣味でスノーボードをしていて家族で滑れたら楽しいだろうと、生まれたばかりの頃からお父さんに抱っこされて滑っていたそうです。4歳になった冬に初めてマイボードを買ってもらい、一人で滑り始めました。ちょうどその冬にソチ五輪があり、小さなスノーボーダーの私はゲレンデで多くのお客さんから「将来はオリンピックだね」と声をかけてもらっていたそうです。その頃の記憶はあまりありませんが、とにかくスノーボードが楽しくて大好きでした。 ハーフパイプを始めたきっかけは、夏も滑れるところがあると聞いて行った「カムイ御坂屋内ハーフパイプ」と、キッズキャンプで出会った現コーチ(中野智尋さん)がハーフパイプのプロだったことで、気が付いたらハーフパイプにのめり込んでいて、小学1年生から大会に出るようになりました。 その後も夢中で冬も夏も練習を続け、小学5年でJSBA全日本スノーボード選手権ハーフパイプ競技オープン女子の部で優勝しプロライセンスを獲得。小学6年では初めて出場したPSA ASIAのプロ戦で優勝、また、初めての国際大会、オーストリアで行われたWORLD ROOKIE FINAL GROM女子に出場して優勝しました。
GO BEYOND な 人
清水さら(シミズサラ)
プロスノーボーダー
念願の大会で優勝したことで、私は世界で活躍する日本を代表するようなスノーボーダーになりたいと強く思いました。2022年の冬季オリンピックを見て、国籍を超えたたくさんの感動があり、今まで漠然と憧れていたオリンピックを真剣に目指したいと思いました。 そのために実力をつける事はもちろんですが、多くの方のサポートが必要だということを理解するようになりました。 今、世界にチャレンジしたいという私の夢は、両親やコーチ、所属するチーム、スポンサー、多くの方に支えられています。 私が活躍することで私を応援してくれている方々に恩返しをすること、そして国籍関係なくスノーボードをしている人もしていない人も、あらゆる人を感動させるような滑りをする選手になりたいです。 競技をしていると色んな国の選手と友達になります。私がオーストリアの大会に出場した時、すぐ近くで戦争が始まっていました。大会の開会式で平和を願う国旗パレードに参加しました。スポーツで世界を平和にできるように心から願いました、その気持ちを忘れずに活躍していきたいと思います。
結果はとても大事で、もちろん大会は常に優勝を目指して挑んでいますが、超えていくものGO BEYOND.は自分自身だと思っています。 このスポーツをすることで国内だけでなく世界へ行く機会も増え、多くの人に出会ったり異文化を経験したり、常に自分がアップデートされていきます。充実した毎日を過ごして、心から楽しんで練習をしています。 これから楽しいことばかりではないかもしれませんが、スノーボードが大好きで最高に楽しいスポーツだということを私自信が発信し続けたいです。 昨日より今日の自分、今日より明日の自分と、技術だけでなく人として成長し続けられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!
GO-BEYONDER No.335
プロスノーボーダー
清水さら
2009年11月生まれ。滋賀県大津市出身。4歳でスノーボードを始める。 小学1年からハーフパイプを競技で始め、5年でJSBA全日本選手権スノーボードハーフパイプ種目オープン女子の部で優勝しプロスノーボーダーに。 その後初出場のPSAASIAプロ戦で優勝、初の世界大会(オーストリア)で優勝。高いエアーとダイナミックな滑りが魅力。今後の活躍に期待。
Instagram:https://www.instagram.com/osaradon/
受賞歴
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- 2022年10月 FIS Cardrona NZ Freestyle Nationals 優勝
- 2022年3月 World Rookie Final Grom(15歳以下) 優勝
- 2022年3月 FIS SnowBoard Japan Cup (4.5.6年の部)優勝
- 2022年2月 PSA ASIA Nango HalfPipe Session 優勝
- 2021年3月 第39回JSBA全日本スノーボード選手権ハーフパイプ競技オープン女子 優勝