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GO BEYOND な

青木沙耶香(アオキサヤカ)

フレスコボール日本代表

大学までテニス一色の日々を過ごし、社会人になってからも週末に友人とテニスを楽しむごく普通の生活を送っていました。2019年春、仕事の取引先との会食で「フレスコボール」に出会い、テニスと同じラケット競技から一度やってみようと友人といきなり大会に出場。そこでのめり込み2020年から本格的に練習に参加するようになりました。フレスコボールはブラジル発祥のビーチスポーツで、40センチほどの木製やカーボン素材のラケットとゴムボールを使ってラリーを行います。特徴は2人1組になってラリーをしますが、向かい合った2人は敵ではなく味方。いかにラリーが続くかを競うもので、相手の取りやすいとこを狙う「思いやりのスポーツ」とも呼ばれます。テニスは相手を負かすスポーツで、このフレスコボールのルールは新鮮でした。2021年は日本ランキング1位となり、2023年春にブラジルで行われる世界大会での日本人女子カテゴリ初の優勝を目指し、目下練習に励んでいます。

2年前からランキング上位に入り、日本代表として活動しています。しかし、この2年はコロナ禍で海外遠征をすることが出来ず、自分の実力を試す場が国内のみでした。ようやく今年は12月にブラジルでの世界大会に出場予定です。 今まで世界大会に出場したことのあるフレスコボーラーがみな口をそろえて「ブラジルはすごい」と言う意味を肌で体感したいです。 マイナースポーツは誰にでも日本代表になるチャンスがあります。教科書があるスポーツでは無いからこそ正解はないのです。 どんなプレースタイルでもペアと2人でラリーを作り上げればいい。マイナースポーツが注目されるには自ら発信し、世界で活躍することだと思います。自分の発信によって1人でも多くの人がフレスコボールに興味を持つきっかけになれたら嬉しいです。

フレスコボールの発祥はブラジルなので、やはり強いのはブラジル人です。特に男子はブラジルでの競技人口が女子と比べて多く、プロカテゴリとアマチュアカテゴリに分類されます。日本人は今までアマチュアカテゴリでの出場のみでしたが、今年は男女ともプロカテゴリでの出場が出来ることになりました。今までの日本女子の最高成績は3位。「日本人だから大したことはないだろう」という固定概念を覆すべく、日本人女子初の優勝を遂げたいと思います。そして、世界で感じたことを日本に帰ってきたとき、多くの人たちへ伝えていきたいです。 マイナースポーツは誰にでも日本代表になるチャンスがあります。

GO-BEYONDER No.333

フレスコボール日本代表

青木沙耶香

1992年8月29日生まれ。東京都出身。10歳の頃に硬式テニスを始め、上智大学では体育会硬式庭球部に所属。大学卒業後は、スポーツ新聞社に入社し、5年目の2019年に営業先の方の紹介でブラジル発祥のスポーツ、「フレスコボール」と出会う。2020年から日本代表として活動し、2021年には日本ランキング1位を達成。現在は毎年12月に派遣されるブラジルでの世界大会での優勝を目指している。

Instagram:https://www.instagram.com/i_am_sayaka829

Twitter:https://twitter.com/sayaaan829

受賞歴

    • 2022年(MVP)
    • 4月:ショウナンカップ 女子優勝/MIX3位
    • 5月:オダイバカップ 女子優勝
    • 10月:ジャパンオープン 女子優勝

    • 2021年(国内女子ランキング1位、MVP)
    • 2月:オキナワカップ 女子優勝/MIX準優勝
    • 8月:アリアケカップ 女子優勝
    • 9月:ジャパンオープン 女子準優勝/MIX3位
    • 11月:オオクラカップ 女子優勝

    • 2020年(国内女子ランキング3位)
    • 9月:ジャパンオープン 女子準優勝/MIX準優勝
    • 11月:オオクラカップ 女子3位/MIX準優勝
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