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GO BEYOND な

藤澤虹々可(フジサワナナカ)

スケートボーダー

6歳の時に父の影響でスケートボードを始めました。私は何をやっても、すぐに飽きてしまう性格だったようで、当時両親はスケートボードを始めたいと言った私に対し、またすぐ飽きるだろうと思ったそうです。そんな私に母が1週間真剣に練習をやり続けられたらスケートボードを買ってあげるよと言いました。続かないだろうという両親の予想とは裏腹に、夢中になって練習し続けた私は1週間後誕生日プレゼントとしてスケートボードを買ってもらうことができました。そこから私のスケートボード人生が始まりました。楽しくて始めたスケートボードですが、難易度が上がるにつれ恐怖心も出てきて転んであざを作ることなんて日常茶飯事になり、嫌になったこともありました。そんな時は同じ場所で練習していたお兄さんたちが支えてくれました。技についてのアドバイスをしてくれたり、私が練習していた技が決まったらみんな喜んでくれました。こうして家族や仲間に支えてもらったから私は今でもスケートボードを続けているのだなと思っています。

私が初めて海外に行ったのは15歳の時でした。先に海外のコンテストに挑戦していた友人から、スケートボードの本場ロサンゼルスで世界一大きな女の子のスケートコンテストがあると教えてもらい、私も挑戦してみたいと思いました。そこからアルバイトに励み貯めた資金で渡米しました。私はコンテストに対し少し苦手意識がありましたが、アメリカのコンテストは普段自分が出ていたものとは違いお祭りのように賑やかで楽しさを感じました。その時は優勝することができ、コンテストに対して良いイメージが自分の中でも生まれました。 上手なガールズスケーターと一緒に滑ったり、動画で見ていた場所で実際にスケートができたりとコンテストだけではなく、アメリカでの生活はとても刺激的で毎日ワクワクしていました。こうした経験からもっと海外に行きたい、海外で生活してみたいと強く思うようになりました。その夢を叶えるためには、もっと実力をつけて結果を残すことが1番の近道だと思うので、今は日本で練習を重ねています。

私が超えるべきものは弱い自分です。 スケートボードは自分の目標に向かってどれだけ直向きに努力をし続けられるかの戦いです。その目標は決めたいトリックだったり、大会で勝ちたいだったり人それぞれですが、根本はみんな同じだと思います。寝て起きたら急に上手くなっていることはないですし、やり続けることが1番大事です。 口で言うのは簡単ですが、実際に諦めずにやり続けるのは本当に大変です。怖いトリックをやる前は毎回逃げ出したくなりますし、痛い思いもできればしたくありません。ですが逃げていたっていつまでもできるようにはなりませんし、その瞬間は辛くてもやはり決めたいという気持ちが勝つので頑張っています。この気持ちの切り替えの瞬間が私にとってのGo beyondです。 この瞬間の積み重ねで頑張り続けることが出来れば夢は叶えられると思います。今までも幾度となく心が折れそうになる瞬間はありました。ですが乗り越えた後は、必ずあの時頑張ってよかったと心の底から思います。なのでその気持ちを忘れずに弱い自分を超えて常に努力をし続けたいと思います。

GO-BEYONDER No.326

スケートボーダー

藤澤虹々可

2001年11月生まれ、神奈川県出身。スケートボード歴は14年。2017年にロサンゼルスで行われた大会で優勝したのをきっかけにコンテスト出場に力を入れている。現在はThepark_samukawaでアルバイトをしながら海外のコンテストでの活躍を目指し日々練習に励んでいる。

Instagram:https://www.instagram.com/nanakafujisawa/

受賞歴

    • ・2020年11月 Exposure Video Contest 優勝
    • ・2020年11月 Urban World Series 優勝
    • ・2019年6月 Xgames Shanghai 6位
    • ・2019年2月 全日本選手権 優勝
    • ・2018年7月 X Games ミネアポリス 6位
    • ・2018年5月 WOF 9 プロクラス 優勝
    • ・2017年11月 Exporsure Over15 優勝
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