私は、この春東海大学を卒業し、現在は、社会人アルペンスキーヤーとして、世界で戦うため活動しています。初めて世界大会に出場した14歳の時に、同じ年代の選手に全く歯が立たず、とても悔しい思いをして、いつか同じレベルに自分を引き上げ戦いたいと決心しました。それ以来、数多くの海外レースに挑戦してきました。昨年は、オーストリアやイタリアに滞在し、雪上トレーニングとレースに、また国内の大会にも参戦してきました。ヨーロッパ滞在中、自分より高い技術レベルを持つ選手たちと練習し、同じレースで競い合うことで、レベルアップが確信できました。また、同時に新たな課題も見つけ、自身の成長につなげられ今季から課題克服に努力し始めました。 私は、スキーコーチである父親の影響を受けて、3歳からスキーを始めました。その後、風をきる感覚や鋭いターンを作り出す楽しさに加え、各国の選手たちと競い切磋琢磨することに魅せられ、現在もスキー競技にのめり込んでいます。
GO BEYOND な 人
若月新(ワカツキアラタ)
アルペンスキーヤー
私の目標は、2023年以降のワールドカップと2026年オリンピック(イタリア)への出場です。 社会人1年目となる今シーズンは、10月〜3月の活動拠点をヨーロッパに移し、ヨーロッパ各地のレースに40試合以上出場し、経験値を上げ実力をつけます。ワールドカップやオリンピック出場は、すぐに出場できるものではありません。その資格を手に入れるため、国内外の選手が参加するファーイーストカップで、上位入賞を続け更に上位者が参戦できるワールドカップへの出場権を獲得したいと思います。日本と違う雪質・環境に慣れ、ヨーロッパなど世界で戦える選手になろうと考えています。また、国内の主要大会にも参戦し常勝を目指します。ヨーロッパと日本を行き来し、転戦しながら、世界と戦える自覚と覚悟を養うつもりです。最終目標はオリンピック入賞です。
昨年は、オーストリアやイタリアに3ヶ月間滞在し、雪上トレーニングとレースに参戦しました。その中で、最もレベルの高いヨーロッパカップに初めて参戦しました。4戦出場し、全く歯が立たず、トップ選手との差に愕然としました。 その他のレースでも思ったような結果にはならず、大学卒業後も選手を続けていいのかと悩みました。そんなどん底の状況の中で、悩みに悩み、原点に立ち返る必要があると気づきました。形にこだわらず、とにかく誰よりも早く滑って やると、覚悟を決め、攻めの滑りをすることができました。すると、結果にも反映されました。うまくいかない時には、もう超えられない壁だと、思ってしまいがちですが、超えてみると簡単に感じ、自分自身も驚きました。何度も挑戦 して、何か1つ、きっかけをつかむことさえできれば、結果として現れます。何度も挑戦すること、そして諦めないことが「GO BEYOND」です。
GO-BEYONDER No.323
アルペンスキーヤー
若月新
2000年3月長野県信濃町に生まれる。スキーコーチである父親の影響を受けて3歳からスキーを始める。13歳の時、フランス世界大会に初出場し、視野が世界へと広がる。トップ選手との差に衝撃を受け、自分自身も世界で戦いたいと強く思う。その時の想いを胸に、世界で戦うトップレーサーになるために修行中。 2016/17、2018/19、2019/20シーズンに全日本スキー連盟強化指定選手に選出される。世界ジュニア選手権、ユニバーシアード日本代表。
受賞歴
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- 2022年2月 全日本選手権(スーパー大回転)準優勝
- 2021年3月 全日本大学スキー大会(大回転・回転)優勝
- 2019年2月 FAR EAST CUP韓国(回転)準優勝
- 2018年2月 全国高等学校スキー大会(回転)優勝
- 2016年3月 JOCジュニアオリンピックカップ(大回転・回転)優勝