1時間以内で行けるスキー場が多くある雪国の北海道で生まれ育ち、両親の影響で5歳でスノーボードを始めました。 朝から夜まで滑っても楽しくて、毎日のように山の地形を使ったりしてスノーボードを楽しんでました。 地元盤渓スキー場に小さなハープパイプがオープンした際、少しだけ入って楽しんだのが忘れられずにいたところ、翌年小学4年生の時、札幌ワールドカップが行われました。その時にみた国際基準の大きなハープパイプ。初めての大きなハープパイプに入った日は、初めて大会に出場した日でもありました。 全くどうやって滑って良いか分からずルールもわからないけど、でも凄く楽しかったのを覚えています。 そこからハーフパイプに魅了されました。 ハープパイプとは、円筒を半分に切った半円状のコースで、競技者はその中をブランコのように5〜6回飛び、技を繰り出します。そして、エアの高さ、難易度、完成度、多様性などの視点から採点されます。 最初はただただスピードを出して突っ込み、めっちゃ飛んで、そして叩きつけられてを繰り返していました。 でも、スキー場が家の近くということもあり、ほぼ毎日練習し、少しずつ理解して行きました。 そして、小学6年生から本格的に競技に打ち込み、本州や海外遠征に行くようになりました。
GO BEYOND な 人
山田琉聖(ヤマダリュウセイ)
スノーボーダー ハーフパイプ
僕は、2022年現在、2026年のイタリアオリンピックでのメダル獲得を目指して頑張っています。 小学3年生の時、ソルトレーク、バンクーバーの二つのオリンピック選手であった村上大輔さんと出会い、一緒に滑った後、親に「僕オリンピック選手になる!」と言った覚えがあります。 その気持ちは今も変わりません。 オリンピックは誰もが知っている世界で一番有名な大会でもあり、スポーツ選手が一番輝ける場所だと思っています。 そして、テレビを見て感動や勇気を与えて心を動かしてくれます。 オリンピックに出場する事は簡単な事では無いとは思います。でも、努力をして僕がTV画面の向こう側にいる日本を代表する選手になりたいです。 スノーボードはまだまだマイナーな競技です。まだスノーボードの楽しさを知らない人たちが沢山居ます。僕は、この活動を通して多くの方々にスノーボードの楽しさや、かっこよさを伝えていき、業界を盛り上げていきたいです。 その為にも、自分がオリンピックで成績を残し、注目されるような有名な選手になっていきたいです。 初めて観た海外の大会はアメリカでした。ハープパイプの周りにたくさんの観客がいて、みんなが盛り上げて大会をしていました。 日本でもメジャーな競技になり、海外のように大きく盛り上がる大会をやりたいです。
僕が思う「GO BEYOND.」=自分を超えるとは、過去の自分を超えることです。 僕にはスノーボードの技の練習やメンタル面など、まだたくさんの壁がたくさんあります。 一つの技が出来上がるのに時間もかかります。オフトレーニングで何度も何度も繰り返し練習をし、雪上で試し、技を身に着けていきます。成功した時は本当に嬉しいです。でも、それまでが本当に辛かったりします。 他にも辛さを感じるのが、海外遠征です。 海外は日本にいる時と違い、沢山の国の人が同じ練習場所に来て練習をしています。そうすると、言語の違いでうまくコミュニケーションがとれないことが頻繁です。また、海外はいろいろな国から技量レベルの高い人が沢山来ています。 彼らと接する際、彼らと話す際、自分の未熟さや世界のレベルとの壁を感じます。でも「感じた」だけでは、今の自分から何一つ変われません。 変えるために、多くのことにチャレンジし、過去の自分を超えていきたいと思います。 僕はこの、「GO BEYOND.」があって、成長している自分がいると感じます。 2022年冬現在、僕はまだまだ世界には通用するレベルではないですが、これからももっと上を目指し、たくさんの自分の壁を越えるため、チャレンジしていきたいです。
GO-BEYONDER No.315
スノーボーダー ハーフパイプ
山田琉聖
2006年3月25日北海道札幌市生まれ。 5歳の時、両親の影響でスノーボードを始める。小学4年の時地元の盤渓スキー場にスーパーハープパイプが出来、競技の大会に出場を始める。小学6年生から本格的に本州や海外に遠征を始め、現在一年の半分はハープパイプの練習や競技に出場する為、全国各地や海外に渡航している。
Instagram:https://www.instagram.com/ryusei.yamada
受賞歴
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- 2021年4月 全日本選手権 6位
- 2021年3月 宮様ジュニア中学生の部 1位
- 2021年3月 ジャパンカップ 4位
- 2021年2月 札幌ジュニア中高生の部 1位