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GO BEYOND な

相川隆喜(アイカワタカキ)

スノーボード ハーフパイプ

僕はスノーボード・ハーフパイプでのオリンピック出場、及びアメリカの大学への留学の両立を目指して活動しています。スノーボードのハーフパイプという競技は半円状のコースで交互に5~6回ジャンプを繰り出しながら滑り降り、高さ・技の難易度と完成度を競い、100点満点で採点されることで順位が付けられる競技です。 僕は1年間の半分をアメリカ、スイスなどの海外で過ごし、トレーニングをしています。 僕が競技を始めたきっかけは、2014年のソチオリンピックにて、日本人選手が同種目で銀メダル、銅メダルを獲得したのを観て、影響を受けたことです。 初めて出た試合では、何をすればいいのか分からず、周りの同年代の選手達のしていることを真似していたのを覚えています。 しかし、負けた事がとても悔しく、その後競技にのめり込んでいきました。 性格がとても怖がりなので、最初はなかなか新しい技に挑戦する事が出来ず、そのせいで周りに遅れを取ることも多かったのですが、その恐怖を乗り越えた先にある成功がとても嬉しく、挑戦する勇気が湧いてきました。 学習面ではアメリカのワシントン州の学校に在籍し、通信制で卒業にむけ学習しています。 自主学習もオンラインで対応できる環境をつくり、トレーニングの合間に学習をすすめ、単位を習得しています。 海外での活動にあたり、語学の習得も必須ですので、語学のコーチングもオンラインでうけています。

僕がこの活動を通じて目指していることは、2026年のオリンピックに出場し、金メダルを取ることです。 日本のハーフパイプの選手層は非常に厚く、その上レベルもかなり高いので表舞台に立てるようになれるのは非常に困難です。 それでも、自分が使えるチャンスは一つも無駄にすることなく自分のものにしたい。そのために、計画と準備と努力を怠らず、協力していただいている全ての人に感謝しながら、自分の目指していることを実現できるよう日々努力を積み重ねています。 また、自分自身が海外を拠点に活動している中で感じた日本人選手が海外に出て活動していく難しさや必要性を踏まえ、将来はスポーツマネージメントを仕事にしたいと考えています。 スポーツマネージメントは自分の経験を存分に活かせる職業だと感じており、自分が日本人であるという強みも活かす事ができると考えています。 そのため、アメリカの大学に進学し、スポーツマネージメントに必要な様々な事を学ぶために今から準備を始めています。 僕の活動で1人でも多くの日本人が世界で活躍できるようになるのが目標です。

僕がこれから超えていきたいと思っていることは「自分の限界」です。 僕はとても怖がりなので、練習をしている時でもなかなか自分の飛んだことのある回転数や高さを打破する事が出来ず、上達スピードが遅くなってしまう時が多いです。 しかし、周りのコーチや親のサポート、そして同年代の選手に影響受け、少しずつですが自分の壁を超えていく事が出来る様になってきたと感じています。 このように周りの力を借りながら自分の限界を突破していく事で将来的に自分の目指していることを達成出来ると信じて、挑戦し続ける事がGO BEYOND.だと考えています。 また、海外で活動していく上での壁も多く、語学や文化、価値観の違いも乗り越えるべき壁だと感じています。 海外遠征に行っても行くだけでは何の意味もなく、現地での生活やコミュニケーションを含めた全てのことから逃げずに乗り越えてこそ価値が生まれると考えており、その点で僕はまだまだだと感じる事が多々あるので、GO-BEYONDERとして一つ一つ確実に乗り越えていきたいです。

GO-BEYONDER No.314

スノーボード ハーフパイプ

相川隆喜

2007年1月30日東京都渋谷区生まれ。 3歳からスノーボードを始め、7歳の時に観たオリンピックをきっかけに競技を始める。 現在(2022年時点)は、1年の半分を海外に拠点を置き活動している。

Instagram:https://www.instagram.com/takaki_aikawa

受賞歴

    • 2022年1月 THE FUTURES TOUR 3位
    • 2021年1月 USSA World Rookie Tour Fest 1位
    • 2020年3月 Burton US Open Junior Jam 10位
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