309
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GO BEYOND な

菊地原小弥汰(キクチハラコヤタ)

プロスノーボーダー

~ハーフパイプ。上位目指す。~ ハーフパイプとは一目でわかりやすい半円状のコースで、両サイドの高さ7mの壁からさらに5〜6mの高さを交互に5〜6回飛び、そこで繰り出される技の難易度や表現力で競い合う競技です。 しかし、ただ難易度の高い技を決めても得点は出ず、高さを出しても技の難易度が低ければもちろん高得点を出すことはできません。 採点競技特有の演技全体の印象、エアの高さ、難易度、完成度、多様性などの視点から総合的に採点されます。 ハーフパイプに出会ったきっかけは、小学5年生の時、カムイ御坂スキー場に屋内ハーフパイプがあることを知ってその施設に訪れたことです。 初めてハーフパイプに入ったときはコーチに教わっていたにも関わらずいきなり後頭部を強打し、泣きながら帰りたいと言っていました。 しかし、親にせっかく来たからもう少しやりなと言われ、やり続けた結果その一日で成長が見られ楽しくなり、いつの間にか本格的に取り組んでいました。 さらに私はすぐに目標人物ができました。それは私よりも年齢が1つ下でありながら実力はトップレベルだったので追い付きたい一心で競技に取り組んできました。 今では一番の親友であり競技においても一番の理解者となりました。 そのライバルの背中を追って今でも練習に取り組んでいます。 また、練習や大会での努力を重ね中学2年生でプロスノーボーダーになることができました。 2021-2022年のシーズンには、日本代表へ選出されるよう努めています。そして、国内や海外の出場する大会では、上位を狙っていきます。

現在(2021年)の目標は、オリンピックに出場し活躍することです。 そして、私自身の活躍により人々にスノーボードハーフパイプにもっと興味を持ってもらい競技人口を増やしていくことを目指しています。 幼いころから夢であったオリンピック出場は今一番達成したい目標です。 今よりも努力し、練習一日一日を無駄にせずできるだけ多くの海外大会に出場してオリンピック出場に近づけるように日々精進を続けていきたいです。 また、自分自身が活躍することができたらマスメディアやSNSを使って全国、世界中の人々にこの競技の素晴らしさを伝え、ハーフパイプを盛り上げていきたいです。 なぜならば、現在、競技人口は減り続けていて練習場も限られてきているためハーフパイプ種目が消滅してしまうかもしれないと思ったことと、全盛期のような盛り上がりをもう一度取り戻したいと思ったからです。 自分自身が活躍し有名になることでハーフパイプに興味を持ってもらう人々を増やしたいです。

私はメンタル面や人間力をさらなる強化により、これから活動していく中での過酷な試練を超えていきたいと考えています。 メンタル面ではまだまだ弱く未熟だと感じます。 どんな大会にも勝ちたいという意識が強く、それが自分を緊張させプレッシャーを与えていると思います。 私が目指すオリンピックという舞台は、今出場している大会の何千倍ものプレッシャーがかかるはずです。その圧力を乗り越えメダルを獲得するためには、追い込まれた時自分の力をしっかりと発揮させることが必要となるので、自分で自分のメンタル面を強化し、コンディションが悪くともベストランをできるようにしていきたいと考えています。 また、人間力とは、つまり、他人に優しくできる人であることです。 私が今競技を続けることができているのは、親、スポンサー、仲間、応援してくれる人々のおかげです。その方々にしっかりと感謝を伝え優しくすることで自分自身の印象、競技の印象が良くなると思います。 自分を応援してくれる人々に感謝し、人脈を広げることで沢山の人々と対話し、人間力を高めることができると考えます。 この2つで精進することでトップライダーとして認めてもらえると信じ、これからも懸命に努力していきたいと思います。

GO-BEYONDER No.309

プロスノーボーダー

菊地原小弥汰

2004年3月30日、山梨県出身。小学5年生から本格的に競技としてスノーボードハーフパイプを始める。 雪がほとんど降らない山梨県であるが、シーズン中はスキー場に通い、オフシーズン中はカムイ御坂スキー場の屋内ハーフパイプ施設を中心に練習に励んできた。周りと比べて競技歴が少ないため、新技への挑戦、体作りに人一倍取り組み、各大会では優勝、入賞を繰り返し今では日本代表として活躍している。

Instagram:https://www.instagram.com/koyata_k

受賞歴

    • 2021年4月 JOCジュニアオリンピックカップ 2位
    • 2021年3月 Takasu superpipe classic 2位
    • 2021年2月 Free style session in X-JAM 優勝
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ