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GO BEYOND な

月野敬子(ツキノキョウコ)

フェンシング選手

私は、フェンシング・サーブルの日本代表選手として活動しています。中学2年生から高校3年生まで地元福岡を離れ、JOCエリートアカデミーに所属していました。JOCエリートアカデミーとは、将来オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を育成する機関のことです。

現在は、法政大学に通いながら味の素ナショナルトレーニングセンターを練習拠点とし、日々練習に励んでいます。昨年度は、東京オリンピックレースに最年少で参戦していました。東京オリンピックレースは、月に1回のペースで試合が行われており、ヨーロッパやアジアなど、海外遠征に行く機会が頻繁にあります。

2020年4月まではジュニアの選手でもあり、アメリカソルトレイクシティーで開催される世界ジュニア選手権大会の代表に選出され、メダル獲得を目指し、海外選手の研究と自身の課題克服を行っています。

私は、2024年パリオリンピック、2028年ロサンゼルスオリンピックで日本人初となる金メダル獲得を最終目標として掲げ、練習に励んでいます。

まず、オリンピックに出場する条件として、年に8回行われるグランプリ大会、ワールドカップさらにアジア選手権大会、世界選手権大会でベスト16以上の成績を収め、世界ランキングを16位以内にすることが必要です。オリンピックの切符を獲得するために、グランプリ大会、ワールドカップでメダルを獲得し、世界ランキングを上げ、オリンピックでの金メダル獲得に繋げたいと思っています。

フェンシング・サーブル界ではランカー(世界ランキング16位以内)の選手がいません。私がランカーとなり、日本のエースとして試合に出場することが目標です。

昨年度、シニアの遠征に初参戦し、その中でも2020年東京オリンピックレースという代表選考レースに日本代表として出場し、試合を行ないました。トップレベルの選手と剣を交え、世界の壁を肌で感じました。

フェンシングは1日目、2日目と個人戦が行われ、1日目は予選とトーナメント2回戦まで行われます。そして2日目の試合に残るためにはベスト64に入らなければいけません。昨年の目標はベスト64に入ることでしたが、私はその目標を達成することが出来ず、トーナメント2回戦までしか進むことが出来ませんでした。

今年度からはシニアとなり、2度目のシニアの国際試合となります。まずはベスト64の壁を超えていき、その次にベスト32、ベスト16と順位を上げ、そしてメダルを獲得することができるように自分自身を乗り越えていきたいと思います。

GO-BEYONDER No.260

フェンシング選手

月野敬子

2000年5月14日、福岡県生まれ。中学2年生から高校3年生までの期間、フェンシング・サーブルの国際競技大会で活躍できる選手を育成するJOCエリートアカデミーに所属する。現在は、日本代表選手として、世界ランキング16位以内に入り、国際競技大会での金メダル獲得を目指し、日々奮闘している。日本を代表するフェンシング・サーブルの選手として、今後の活躍が期待される。

Facebook:https://bit.ly/2VkD5n4

受賞歴

  • 2019年
    • 12月 全日本選手権大会団体 3位
    • 10月 JOCジュニアオリンピックカップ 優勝
    • 9月 牧杯ジュニアフェンシングサーブル選手権大会 優勝
    • 7月 ユニバーシアード大会団体 ベスト8
    • 4月 東京都ジュニア女子サーブル選手権大会 優勝
  • 2018年
    • 12月 全日本選手権大会 ベスト8
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