私は、BMXフリースタイル・パークのプロBMXライダーです。
この競技は昔から男性が多く、女性選手は日本国内では私を含め数名しかいません。オリンピック競技となり、BMXライダーの数は世界的にみて増えましたが、国外でも女性ライダーは今も男性より少ない状況です。
私は中学2年の時BMXに出会い、そこから大会に出場し始めましたが、女性ライダーのカテゴリがなく男性ライダーに混ざり成長してきました。
高校1年生で初の海外戦出場&初めて海外へ渡航しました。そこから、海外に行くことの楽しさを知り、毎年海外での大会やXゲームのデモンストレーション等に出場したりしています。
現在は、JOCの強化指定選手・JCF(日本自転車競技連盟)の強化指定選手に選出され、国内唯一の女性BMXフリースタイル・パーク日本代表選手として国内外で大会に出場して頑張っています。
自分らしい笑顔で楽しむライディングをし、東京オリンピックでの金メダル獲得を目指しています。
BMXは男性の遊びというイメージが強いですが、オリンピック種目になったこともあり、女性ライダーが増え、スキルも驚異的に伸びています。国内でも小さな女の子ライダーが増えてきました。私は幼少期から、モトクロス等の男性に人気なスポーツに親しんできましたが、最近では、男性中心のスポーツを始める女性が増えてきています。女の子だから…という概念を捨て、女の子でもBMXに限らずいろんなことに挑戦しスポーツを楽しめるということも広めていけたらなと思っています。
私はBMXの活動を通して、海外へ行くのが大好きになりました。
まだ私にとって英語を使うことは難しく、ライダー仲間とうまく会話をすることはできません。しかし、海外に行く機会も増え、以前と比べ、段々と英語を話せるようになっていることを実感しています。完璧に英語での会話が出来なくても、ライダー仲間とコミュニケーションを取ることが出来るようになって来ました。積極的にコミュニケーションを取ることで、ライダー仲間達と一緒に練習やご飯にも行くようになりました。
今では海外遠征を通して、BMXの競技以外でもたくさんの経験をすることが出来ています。今後もBMXはもちろん、いろいろなことを経験し、今まで以上に飛躍し、壁を飛び越えていきたいと思います。