10歳の頃に両親の影響で硬式テニスを始め、かつては硬式テニスで日本一を目指してトレーニングを積んでいたものの、あえなくインカレベスト8止まり。大学卒業と同時に硬式テニスを引退し、身体動作についてより深く追究する為、大学院に進学しました。その後スポーツメーカーに就職して平凡な社会人生活を送っていたときに偶然ビーチテニスに出会いました。
ビーチテニスの公式ツアー大会を周り始めて2年目に全日本選手権で優勝、翌年日本代表に選出され、ロシアで開催される国別対抗戦(現在のWorld Cup)に出場しました。世界を見て、世界を知り、世界を意識し、世界一を目指すことを決めたのはこのときでした。2019年11月、日本代表として共に戦った本間江梨選手とペアを結成し、まだ見ぬ世界の頂きを目指して突き進んでいます。
ビーチテニスはイタリア発祥のスポーツで、日本に上陸したのは実は10年以上も前のことです。イタリアやブラジル、ロシアを中心に徐々に競技人口は増えているものの、認知度はまだまだ低く、所謂マイナースポーツです。しかし私はマイナースポーツだからこそ世界へチャレンジすることが重要だと考えています。
「生活の中にビーチテニスがあるイタリア人には勝てない。」
「体格が良いロシア人には勝てない。」
「運動能力で劣るブラジル人には勝てない。」
「マイナー競技だから競技に専念できない。」
「日本人、アジア人が世界一になることは難しい。」
これらはすべて前例が無いことが生んだ固定概念です。そしてこの固定概念は次世代の子供たちの可能性と夢を奪い、ビーチテニスでチャレンジすることを、ビーチテニスを続けることを諦めるキッカケとなってきました。
ならば自らが世界一になり、この固定概念をぶっ飛ばそう。日本人でもアジア人でも世界の壁を超えられることを証明しよう。そして世界へ挑戦する次世代への光となり、希望の星となろう。
世界一になることが何よりも、マイナー競技の発展、日本のビーチテニスの発展と次世代の育成につながると信じて活動しています。
「日本人だから大したことないだろう。」
「普通はこのボールをスマッシュすることは無いだろう。」
「このスペースに打てば獲れないだろう。」
私はこのすべてのImaginationを超えていきたい。あらゆる常識を覆したい。あっと驚く、異次元のプレースタイルで観客を魅了したい。
そんなプレーが本間江梨選手となら、きっとできる。そして世界一を掴み取ることができると信じています。