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私はフットゴルフというスポーツをしております。主に競技者として活動しておりますが、国内の普及活動にも務めております。フットゴルフとはサッカー(フットボール)とゴルフ、この異なるスポーツを融合した新しいスポーツです。サッカーボールの5号球を使い、ゴルフコースで9ホール、または18ホールをラウンド。「サッカーボールを蹴ってゴルフをする」ことをイメージすると分かり易いかと思います。
フットゴルフは、2009年にオランダでルール化されると、2012年にはハンガリーで第1回ワールドカップを開催。欧米を中心に既に30カ国以上で楽しまれており、急速に普及している現在、最も注目されているスポーツです。そして、2016年1月にはアルゼンチンで26カ国が参加し第2回ワールドカップが行われました。2018年12月にはモロッコ・マラケシュで第3回ワールドカップが37か国400名で開催されています。2020年には日本で第4回ワールドカップの開催が決定しております。
フットゴルフを知るきっかけは2016年にテレビで報道されているのを見て、翌年から本格的にスタートしました。2018シーズンには成績優秀者が出場できるジャパンオープンファイナルの出場権獲得、2019シーズンにはアジアカップ日本代表に選出していただき、個人11位、団体戦2位という結果でした。
2020シーズンでは、日本でのワールドカップ出場を目指しつつ、今後も世間にフットゴルフを認知していただけるよう励んでいきたいです。
私にはフットゴルフを通じての最大の目標が2つあります。一つ目は競技者としての目標、世界一になること。二つ目は普及活動の目標、オリンピック正式種目化の一役を担うこと。
そこへ向けて逆算し、競技者として2020シーズンの目標は第4回FIFGワールドカップへ日本代表として出場することです。その目標を達成するためにも国内の大会だけでなく海外の大会へ出場することで実力をあげることが必須だと考えております。
また、普及活動についてはフットゴルフを出来る環境作りが必須だと考えております。そのために海外の大会へ参加しフットゴルフが根付いている国の環境を学び、日本国内で共有し自ら発信することで、競技者を増やし、より多くの人にフットゴルフの魅力を知っていただきたいと思っております。
最終的にはフットゴルフというスポーツが日本の文化になることを強く信じております。日本だけでなく、あらゆる国でフットゴルフが文化的スポーツになることでオリンピックの正式種目が近付くと考えております。この二つの目標を糧にこれからもフットゴルファーとして邁進していきます。
フットゴルフというスポーツは自分自身との戦いだと考えております。自分自身を超えていくことで目標を達成することが可能になると信じております。
私は元々プロサッカー選手を目指し活動しておりました。その夢は叶わずサッカーの指導者として活動していた時期もありました。サッカーでは世界で戦う選手になれなかった私が、時を経て、自分自身を超え、フットゴルフという別のスポーツで世界を相手に戦えることを嬉しく思います。
2019シーズンは海外でのチャレンジに取り組んでおり、2019アジアカップの日本代表にも選出されて益々世界へ挑戦する機会が増えてきました。海外の大会へ多く参加し世界トッププレイヤーのプレーを近くで感じることが出来たシーズンでしたが、世界との差は近いようで遠く、ただ一緒の空間にいるだけの経験となりました。
これからは、その経験を活かして世界とコミュニケーションを図り、世界へさらにチャレンジし、2019シーズンの自分自身を超え、ワールドカップでトップを狙えるプレイヤーを目指していきます。
受賞歴
- 2019年
- 11月 2019 Japan tour ファイナル出場 7位タイ
- 10月 ジャパンツアー 8th Shields Open 優勝
- 8月 ジャパンツアー 6th Shields Open 優勝
- 2018年
- 11月 2018 JapanOpen ファイナル出場
【日本代表歴】
- 2019年
- 11月 2019 Yamaha Footgolf Asia Cup(オーストラリア)出場