私は、海外でも通用するプロスケートボーダーを目指しています。

初めての海外遠征時に感じたことは、外国の人と話をすることが出来ず苦労したことです。残念ながら私は英語が全く話せず、海外のスケーターから話しかけられても何を言っているのか理解できません。ジェスチャー等で伝えようとしてくれるのですが分からず、ただ笑うことだけしかできませんでした。

しかし、その海外のスケーターはとてもフレンドリーに接して来てくれて、何度もコーチに通訳をして頂き少しずつですが話している内容の単語が聞き取れるようになりました。海外のスケーターとコミュニケーションを取ることで少しずつ会話ができるようになり、それが自信につながりました。

現在では、相手に日本語を教えることやハイタッチしながらの会話が出来るようになり、海外のスケーターから多くの勇気をもらい大変感謝をしています。今後、海外のスケーターと競技についての情報を共有しスケートボードがもっと楽しめるようチャレンジしていきます。

小学校５年生の時に、日本スケートボード選手権大会が新潟で開催される事を聞き、日本女子選手のレベルと自分の実力の差がどれくらいあるのかと思い大会に出場しました。会場のパーク形状は今まで滑っていたパークとは違うバタフライボール（パーク中央にボルケーノがある形状）で、コースを取り描くのが苦手な私にとっては非常に難しいパークでした。コーチにアドバイスを頂きながら何度も練習を行い、なんとか滑れるようになりました。結果、コーチのご指導のおかげで３位入賞を果たし、日本女子選手のレベルを知ることができとても良い経験になりました。

また、2018年に強化指定選手として選出され中国で開催された国際大会に派遣させて頂く事になり、私がずっと出来なかった技を挑戦させてもらえる機会がありました。何回も挑戦しましたが上手く行かず、腰やお尻を強打し何度も出来ないかもしれないと思いましたが、会場の声援とスケートボーダーの応援、コーチのアドバイスのおかげで成功することができました。

これらの経験で学んだことは、「挑戦する気持ち、成功しようとする気持ち、負けない気持ち」を持っていれば、痛さや格好悪さを乗り越えられるということです。辛いことがあっても自分を信じれば結果がついてきますし、大きなことを乗り越えるということは自分の自信にも繋がります。

私は、これからもパフォーマンスをするときにこれらの経験と気持ちを忘れずに成長していきたいです。そして、誰もが認めるプロスケートボーダーを目指して挑戦し続けます。

受賞歴

• 2019年
  • 11月　VansPark Series Asia Regional Championship　JPN　優勝
  • 9月　Park World Championship BRA　優勝
  • 8月　X-GAMES USA　優勝
  • 7月　ISO of Park Skateboarding Nanjing CHI　優勝
  • 6月　Road To X GAMES　優勝
  • 6月　Dew Tour USA　優勝
  • 3月　日本オープン JSF Park Style Contest　優勝